一切嘘偽りのない、私が中学生の頃実際に体験した話です。
当時私は、毎週4日くらい親に勧められた塾に通うために隣町の地下道を自転車で通っていました。
少し電気が薄暗いですが、ごく普通の地下道です。入口に下り坂があり、その先は50m程の一直線の道、次に歩行者用の階段と自転車用のコの字の上り坂を抜けると出口です。ちなみに、コの字の曲がり角部分には対向自転車を確認するためのカーブミラーがついています。
塾がある度その地下道が1番早く行けるので、なんの違和感もなく使っていました。
ですがある日、いつも通りその地下道を使っているとある地点で空気の重さと息苦しさ、夏なのにひんやりとした不気味な風が吹いてきました。そこは出口近くのコの字に差し掛かる場所でした。電気がきちんとついているのにそこだけ暗かったことも覚えています。
気分が悪いのかもしれないと思いましたが、特に気にせず対向車の確認でコの字のカーブミラーを見ると対向車はきていませんでしたが
歩行者用の階段に黒髪で黒いリュックを背負った全身黒い服をまとっている、身長的に男性のような人がゆっくり、ゆっくり、と足音を立てずに階段を登っていました。その姿は何だか重々しくその男の周りは一層暗く見えました。
あんな人いたっけ?と思い後ろを振り返ってみると
誰もいません。再びカーブミラーを見てみると、います。その男はどうやら鏡にしか映らないようでした。
やばい!!!幽霊や!!と思った私は冷や汗を大量にかきながら一気に坂を駆け抜けました。
そして、帰りも地下道を通る事にしたのですが
まだその男はいました。カーブミラーの中で階段の1、2段目を登ろうとしています。鏡の男は私が塾に行く前に見た段数と同じ所から登ってました。
まだいる!と思った私は即座にその場を立ち去りました。
その後何度も鏡にしか映らない男を塾に行く度に見かけました。それにカーブミラーを怖くて見ないようにしても重々しい空気で息がしずらくなるあの感じが必ずするのです。実際カーブミラーをチラッとみたらまた、階段の1、2段目を登っていました。
ですがそれ以外にはなんの害もありませんでした。
そんな日が続いてから1ヶ月ほど
ある日その重々しい空気らが急になくなり息苦しさも消えました。
成仏でもしたんかなぁと思い坂を上り出口をでると
周りに畑もないのに何かを焼く臭いがしました。その臭いの方向を見てみると…
盛
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コメント(3)
ぼく幽霊毎日見てるから信じるよ(^^)
(´・ω・`)
で?
あ
中々恐ろしい話ですね
怖花作夫