フリーホラーゲームを作ろうと思って、ある有名な写真素材サイトを物色していたときの話。
そのサイトはいわゆる投稿型の素材サイトで、写真家たちがそれぞれのアカウント名義で自分の作品を写真素材として提供していくというスタイルだった。

実際にそのサイトに投稿している知り合いの話では、たった一枚の写真投稿でも審査が厳しく、公序良俗はもちろんのこと各種権利の所在、それに構図やピンボケに関してまでもかなりうるさくチェックされているとのこと。
だからこそダウンロードする側は安心して高いクオリティの素材探しができる、という仕組みになっている。

こういうサイトを覗いているときは本当に時間があっという間に過ぎてしまうもので、あのときも確か時計はとっくに深夜二時を回っていた気がする。

具体的に覚えてはいないが、ひたすら何かしらのホラーなワードで検索していたんだと思う。
「コワい」とか「不気味」とか入れるだけでもそれなりのサムネイルがずらっと並ぶわけだが、ふとそんな中に一枚だけ、ホラーとは全然関係なさそうなすごく目を引く綺麗な風景写真を見つけた。

素材として使えそうだと思ったわけじゃないんだが、サムネイルからして実に惹かれる画だったので何となく気になってしまい、その写真家のプロフィールページを見てみることにした。
写真家名はなんか変な文字化けみたいな感じでよくわからない。まあそういうセンスの人もいるのだろう。とにかくそこに並んでいる個人作品はどれもこれも素敵な風景ばかり。

全投稿件数の表示を見るとちょうど100枚になっている。個人ページのサムネイル一覧はページ送りが付いていて最新から順に20枚ずつ表示されるので、この人の場合は全5ページということになるだろうか。
とりあえずその最新の20枚を順に見ては当然のように気に入ってダウンロードしていくわけだが、その最後の一枚だけがちょっと異質というか、小さいサムネイルで見てもどんな写真なのかイマイチよくわからない。
しかも詳細表示してもなぜかその写真だけは画像が真っ黒。作品タイトルやタグに至るまで全部文字化けで意味不明。
よく見ると写真の右下に小さく赤い文字で「664」と書かれているのだけは読み取れた。

まあシステム上のバグみたいなものもあるのかもなんて思いながら、写真家の個人ページはもちろんブックマーク。気に入った作品はダウンロードしておこうと、ページ送りで次の20枚を表示。
また良

この怖い話はどうでしたか?

コメント(2)

無用な脚色だったかもしれませんね

途中途中のサムネの文字、削除したわりにはしっかり覚えているあたりが…

湯あがり畳さんの投稿

話題のキーワード

サクっと読める短編の怖い話

人気の怖い話をもっと見る
怖い話 怖い話アプリをダウンロード 怖い話アプリをダウンロード