失礼な言葉にカチンときて僕は怒鳴ってしまった。
橘「何だよ京本、急にキレてよぉ。」
僕「当たり前だろ!見ず知らずの少女の身内が亡くなったなんて普通聞くかよ!」
橘「京本何言ってだよ。俺は申し訳ないないことを聞くけどって先に言ってたんだぜ。」
僕「確かに。言われてみてはそんな気が。」
橘「な。そんなカッカッすんなよ。」
僕は何で急にキレれてしまったんだろう。
少女「私のお母様事で争わないで。大丈夫よ、私のお母様は今も生きてるよ。今はこの屋敷から1時間くらい離れた場所で暮らしているらしの。」
僕「何でそんなこと知ってるの?」
少女「生前3回ほどお母様の家に遊びに言ったことがあるの。」
僕「そうだったのか。」
少女「あと申し訳ないけど、私の代わりにこの手紙をお母様の所に持って行ってくれないかしら?」
僕たちの答えは、
全員「OK。」
だった。
少女「安心して手紙とあともう一枚にお母様の住所を書いた紙があるから。」
と少女はもう一枚の紙を僕に渡した。
少女「あとお母様の名前は、月岡美希子っていうの。」
この少女の母親の名前は月岡美希子さんというようだ。
少女「私の名前は月岡咲。短い間だったけど、あなた達と会えて本当によかった。」
その言葉を聞いた佐藤と大野が涙を流した。
海老名「おいおい。何でお前ら泣いてんだよ。」
佐藤「だってよぉ。お母さんに会えないまま死んでしまうのって辛いと思ってよぉ。」
大野「咲さんも辛い思いしたんだね。」
佐藤と大野の涙に僕ら4人も涙を流しそうになった。
僕「分かった。この手紙は必ず君のお母さんに届けるから君はもう安心して成仏しなよ。」
咲さんは涙を流しながら、
咲「えぇそうねありがとう。幽霊の私にこんなに優しくしてくれたのは貴方達6人だけよ。本当にありがとう。」
そう言って咲さんは光に包まれながら消えていった。
すると僕たち全員泣いていた。
彼女の優しい気持ちが涙を誘ったのだろう。僕らはすぐに月岡美希子さんの家へと向かった。
車を走らせ1時間後、なんとか月岡美希子さんの家に着いた。
本当に立派な家だった。
僕がインターホンを押したんだ。
すると、ドアの中から綺麗な女性が現れた。
僕「月岡美希子さんですか?」
美希子さん「えぇそうよ。あなた達は?」
僕「僕たちはあなたの娘さんが以前暮らしていたお屋敷に肝試しをしにきた者共です。」
美希子さん「立ち話もあれなあんで家で話されませんか?」
僕「はい。

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コメント(5)

感動しましたー!

これ…本当の話なの?…だとしたら…凄いですね。

感動した

ええ話や、咲さんもお母さんに手紙読んでもらってよかったねぇ。

怪談の中で、数少ない感動です。 皆様は凄く温かいのですね。 お亡くなりに咲さんも皆様もきっとカムイに守られてます。

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