僕が20の時の話。
僕はある日高校時代につるんでいた友達5人と心霊スポットに行くことにした。
メンバーは、僕、相原、大野、海老名、橘、佐藤の6人だ。
この内の、佐藤と大野は結構のオカルトマニアだった。
相原の車に乗って行くことにした。
ちょうど6人乗りだったので助かったw
運転手は相原。助手席には橘、その後ろに僕と海老名、さらに後ろにオカルトマニアの佐藤と大野という感じで心霊スポットへと向かった。
僕たちが行こうとしていた心霊スポットは、Y県にある人里の離れた廃墟だった。
大野「めっちゃ楽しみ!」
佐藤「それな!」
車内で盛り上がっていたのはこの2人だけである。その他はびびっていた。
海老名「なぁ、お前らこれ見てみろよ」
海老名が佐藤と大野に自分の携帯を渡す。
大野「何々、」
佐藤「この廃墟にはいくつか曰く付きの噂があります?」
海老名「下にスライドしてみろよ」
海老名に言われたどうりに携帯を下にスライドする佐藤。
佐藤「夜な夜なこの廃墟付近で謎の少女をよく見かけます?」
大野「その少女は白いワンピースを着ていた・・・」
橘「それホントかよ?」
佐藤「そんなのこの目で確かめなきゃな。」
橘「おいおいマジかよ。」
大野「どうしたんだよ橘。」
この6人の中でダントツのビビリの橘がめっちゃビビっていた。
橘「いや、その少女に襲われたらどうすんだよ!」
佐藤「大丈夫だって橘。」
大野「相手はどうせ1人だろ。コッチは6人いるんだからさぁ平気に決まってんじゃん。」
と橘を励ましていた(?)
橘も、
橘「まぁ言われてみればそうかも」
と納得していたのだ。
そして、
佐藤「京本(僕の苗字)もひょっとしてびびってんの?」
僕「まぁちょうとな。」
佐藤「大丈夫コッチは6人いるんだから」
(さっきから何だよその理屈。)
男6人でくだらない事を喋り続けていたら、
相原「あれそうじゃねーか?」
と運転をしていた相原がと呟く。
僕たち5人は相原の方に目をやる。
佐藤と大野が、
佐藤・大野「オォ!ついたんじゃねぇの!」
佐藤と大野のテンションがやけに高くなる。
あとの僕と海老名と相原と橘は少しビビリ倒していた。
僕たちは何とか車から降りる事にした。
一列に歩くのではなくバラけて歩くことにしたんだ。その方が怖くないと思っていたんだろうなぁ。
廃墟の中に入る際、橘が、
橘「うわぁ!」
と声をあげた。
相原「どうした橘!」
橘「お、女の子がいた」

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コメント(5)

感動しましたー!

これ…本当の話なの?…だとしたら…凄いですね。

感動した

ええ話や、咲さんもお母さんに手紙読んでもらってよかったねぇ。

怪談の中で、数少ない感動です。 皆様は凄く温かいのですね。 お亡くなりに咲さんも皆様もきっとカムイに守られてます。

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