僕が小学3年生ぐらいの時だった気がする。お母さんが勤めてる会社の人と電話しているのを僕は聞いていた。相手の人の声も地味に聞こえてた。
母「もしもしー」
Aさん「もしもしー」
母「お疲れ様です。」
Aさん「お疲れ様です。」
母「今度の金曜日休みをとってもいいですか?」
Aさん「わかりました。伝えておきます。」
母「ん?」
Aさん「どうしたんですか?」
母「いやー、Aさんってどこか心霊スポットみたいなところ行きました?」
Aさん「えっとー...」
母「どこで拾っちゃったか分かりませんが、危ないですよ。」
Aさん「ちょっ、怖がらせるのはやめてくださいよ。」
僕のお母さんは、冗談を言う人ではなかった。だから僕は、本当なんだ。と思った。
母「今はあなたの守護霊が守ってくれてるみたいだけど、もう限界にちかいですよ。」
Aさん「...」
母「今から言うことをして、明日お寺へ行ってきてください。」
Aさん「はい....」
母「まず、口の中に塩水を入れてうがいをしてください。そのあとはできるだけ早く寝てください。」
Aさん「あの...」
母「早くしないと危ないですよ(汗)」
Aさん「わかりました。」
母「はい。じゃあ失礼します。無事を祈ってます。」
Aさん「はい。ありがとうございます。」
ここで会話は終わった。僕は後からお母さんにさっきのことを聞いた。するとお母さんは、
「あの人は多分出張先で拾ってきたんやろ。何もなかったらええけど。」
僕「何がついてたん?」
母「見えたんは、男の人で、Aさんに興味本位で近づいたんやと思う。」
僕「そうなんや」
その後お母さんから聞いたのですが、Aさんは無事だったそうです。
この怖い話はどうでしたか?
コメント