実際に私の周りで起こった事です。

バックグラウンドとして、私は幼い頃から家や近隣での心霊現象に悩まされた幼少期を過ごしました。怖くて一人でお風呂にも入れなかったほどです。ですが、年齢を重ねるにつれ、一般的に心霊現象と言われるような事はだんだんと鳴りを潜めました。
したがって、幽霊が居るか居ないかなどの質問に関しては、妄信的に「居る」と声を大にして言う訳ではありません。「居てもおかしくないよな」とそんな程度のものです。

これから書く話は今から、5年前の大学生時代に起こった事です。

私は当時、アパートにて一人暮らしをして居ました。Y県T市という食べ物が美味しい海が近い良い街です。私が住んで居たアパートは桜の名所の公園のすぐ横にあり、春には桜の匂いが漂ってくるほどで、狭いアパートでしたが、個人的には立地なども気にいっていました。

ある夏の日のことでした。私は友人との麻雀を終え、疲れた体で、アパートへ夜遅くに帰りました。なんだか不気味な夜だったのを覚えています。風も吹かず、ねっとりとした空気が肌に纏わりつき、月が爛々と輝いていたのを覚えています。私はキッチンと部屋の扉はそのままに、早々にベッドに潜り込むと、疲れもあって眠ってしまいました。
ですが、眠ってから少しして、急にはっきりと目が覚めました。手を伸ばし、枕元に時計を引き寄せ、確認すると、深夜2時12分。部屋の空気は固まったように動きません。私は「久しぶりだな、また金縛りか。」と思っていました。昔からこの時間に目が醒めると決まって金縛りが起きていました。

私の予感通り、その瞬間はやってきました。身体がひきつり、ブルブルと身体が震えるような感覚に苛まれて行きました。そして、キッチンの奥の玄関のドアがガンガンと大きな音を立てて、ドアの取手がガチャガチャと動き始めました。「何かが入って来ようとしている!」私はそう思い、ドアのチェーンロックを掛けなかった事、キッチンと部屋の間の扉を開けっ放しにした事を激しく後悔しました。

そんな事を思っている内にドアへの執拗な攻撃は激しさを増していきました。そうして、一際大きな「ガンッ!!」という大きな音がなると、玄関の扉が勢いよく開いてしまいました。そこに立っていたのは真っ黒な影で170cmほどでなんとなく立ち姿で男性だと思いました。その影は扉を開けた後、何かする訳でもなく、ただただジッとこちらの方を向いていました。
ですが私は

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