皆さんお久しぶりです。前回【藁人形】のお話しをさせていただいたルイです。
今回は子供達と旅行に行った時のお話です。
やっと休みが取れた私は子供達と2泊で海水浴に行くことにしました。日本海に行く予定だったのですが、前日から台風が近づいており急遽行き先を太平洋側に変更しました。当時携帯は通話のみ、カーナビなんてありませんでした。幸い現地の観光協会に電話をすると2泊出来る旅館の予約を取ることができ出発しました。地図を見ながら迷う事なく到着しそのまま海水浴を楽しみました。旅館に着き案内された部屋はドアを開けると右手にトイレ、お風呂場、引き戸を開けると8帖が二間あり奥の部屋は押入れと観音開きの、今どきの言葉で言うならクローゼットがありました。温泉に入り海の幸を堪能した私達はまだ時間も早かったので花火をすることにしました。車で昼間泳いだ海岸に行くと鍵が掛かっていました。そこは潮干狩りなどができる為、キチンと柵があり管理されている所だったのです。仕方なく他の場所を探しに行くことにしました。昼間とは景色が違い気付くとドンドン山道を走っていました。「迷ってしもたし、戻るわ」後部座席にいる子供達に声をかけ来た道を戻ろうとした時です。何かの声が聞こえました。辺りを見回すと人が立っている。しかも2人。空を見ながら泣いている。その姿は大正、明治?女は髪を結って着物姿、男は燕尾服に帽子を被ってる。どちらもボロボロの姿…「ヤバイ!」私の心が叫び慌ててターンをしてその場から逃げました。旅館の近くまで戻りコンビニを見つけほっとした瞬間でした。耳元でまるで拡声器で怒鳴られている声が聞こえたのです。何を言っているのかはわかりません。私は子供達に「今の聞こえた?」そう尋ねると「は?何が?」…取りあえず気を落ち着かせる為にコンビニでジュースなどを買い旅館に戻りました。まだ落ち着かない私は友達にさっきの出来事を携帯電話で話していたその時、ガタガタと引き戸が音を立てながら激しく揺れています。ドアには鍵が掛かっている、内側の引き戸だけ揺れるはずがありません。「うるさい!」わざと大きな声を出し乱暴に引き戸を開けました。もちろん何もありません。しまった、連れてきた…
電話を切り私達は寝ることにしました。布団は観音開きの物入れを頭にして敷いてありました。子供達を両腕で抱えられるように、枕元にはいつも持ち歩いている数珠を置き電気を消しました。遊び疲れていた子供達はすぐ

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