私が子供の頃に体験した話です。
当時、私は夏休みに今はあるかどうかわからない村に住んでいた祖父母の家へ遊びに行っていました。
祖父母の家はすぐ裏に山があって、入っても良いけど絶対にそこにある祠は触ってはならないと言われていました。

ある時、私は祠に備えてあったコーラを飲んでしまいます。
その日から私の周りでおかしな事が起こり始めました。
まずご飯の支度をしていた祖母の首が突然飛びました。もちろん即死でした。
それを見た祖父は見る見る顔が真っ青になり、私に向かって「トシオ!まさかお前あれを!」と叫び出て行きました。
それからしばらくして近くに住む祖父母の知人達が駆けつけてきました。
その中にいた祖母の従姉妹トメさんはこう言いました「トスオ、今夜オメェのとごろに恐らぐ異形のばげものがやっでぐる、でもそれは決して見ちゃなんねえど、見張りとしてワシの息子3人を建物の外に置いとくけんのう」

あれから20年経ちますが、一つだけ不思議なことがあります。死んだはずの祖母はまだ生きているんです。確かに私の目の前で首が飛んで死んだはずなのに
でも私はそのことは誰にも言っていません。あの村は私の巻き起こした大災害で流されましたね。

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コメント(2)

祠にコーラ?

今はあるかどうか分からない村なのに、大災害で流されたとは?

かきくけここなっつさんの投稿

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