これは、私が小学生の頃の話です。



 私の部屋は姉からのおさがりであり、勉強机や、大きなベットも全て揃っていたのですが、もともと姉からその部屋での少し不思議な体験談をたくさん聞いており、怖がりな私はその部屋で一人で寝るということはありませんでした。



私はというと、普段は両親の寝室で母と父の間に挟まれて寝ていました。小学生5年生にもなって、親と寝ているだなんて、恥ずかしい話なのでしょうが、怖がりな私は気にせず、3人で寝ていました。



親がいると言っても、その部屋でも不思議なことは起きていたようで、実際に体験した姉に何度か泣かされた思い出があります。



 ある日の夜。その日は何故かなかなか寝付くことが出来ず、何度も寝返りを繰り返しながら、時間を過ごしていきました。



両親は、とっくに隣で寝息をたてていて、「私も早く寝なきゃ。」と焦りを覚えていきました。





 それから1時間ほどたった頃でしょうか。やっと眠くなってきた私は、体を母親が寝ている方に向けました。

その瞬間私は一瞬で眠気が吹っ飛びました。目の前に全く知らない女性がいたのです。
最初は母親かなと思っていたのですが、
顔が全く違うのです。早く目を離したかったのですが、何故か目を離すとヤバいんじゃないか。というような感じがして、なかなか目を離せずにいました。するとその人がいきなり目を見開き、こう言ったんです。

「ずっと見てたよね。」

言った途端、その女性は、口が裂けるんじゃないかってくらいに笑いました。その時にボソッと何か呟いていたのを聞き取れないまま私は気を失いました。



 目を開けると部屋は電気がついており、心配そうに顔を覗きこむ両親の顔がありました。

両親の話によると、寝ながらいきなりうなされてたり、泣き始めたりしたそうで、
その声で起きた両親がすぐに起こしてくれたそうです。

両親に、その事を話すと、怖い夢でも見たんだろう。と、全く取り合ってくれません。



 あれは本当に夢だったのでしょうか。




......もしあれが夢なんだとしたら、この話を書いている今も後ろの方でずっと私を見てくるあの女性はいったい誰なんでしょうか。

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