これは、私が5年生の時に体験した話です。


ある日、学校の昼休み友達と遊んでいた時です。
何して遊ぶ?などと、話し合っていました。
私は何でもいいため、放ったらかして1人で待っていました。すると、
「ねゆ〜(仮名)」
と呼ばれ、肩を叩かれました。
「何?」
と振り向くと、誰もいない。
友達は未だ話し合っているし、周りには私たちしかいない。その友達しか出来る人はいないのです。
確認のため、「誰か呼んだ?」と聞いてみました。
すると友達は、
「は?誰も呼んどらんよ」
「何言ってるん〜?」
のようなことしか言いません。
私の聞き間違いかな……。
と、この時は流していました。

そして次の日。

今度は、学校に行く前。
「ねゆ〜」
肩を叩かれました。
今度は聞き間違いじゃない‼︎
振り向くと……誰もいない。お母さんはトイレだし、お父さんは仕事でいない。
出来る人が誰もいないのです。
こんなのおかしい!
そう思った私は、学校に早く行き、霊感がある友達、マキ(仮名)に聞いてみました。
するとマキはこう言ったのです。
「確実に霊やね」
私も霊感持ちなため、それは納得できました。
「構って欲しかったのか、気付いて欲しかったのか……。まぁでも悪い霊じゃないし大丈夫よ。多分もう出る事は無いやろ」
ホッとしつつも、心のどこかには不安があって…。
でもその言葉を信じて気にしないことにしました。


そして今。

あの時以来、肩を叩かれる事はなくなりました。

でも、安心してはいけない。

だって今は……夢で出てくるんですから。

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