20年ほど前、大学でヨット部に所属してたんだけど毎年夏休みに合宿があった。そこで経験した話。

1日目の部活が終わって港から帰ってきた俺たちは二階建ての、海から程近い民宿の2階に泊まることになっていた。
一部屋5、6人ぐらいで仲間とトランプしたりして夜までわいわい過ごしていた。
午前0時ごろだったか、トイレに行ってくるって部員のAが部屋から出て行ったんだ。

そいつ曰く自分は“見える”らしい。

ちなみにこの民宿、トイレに行くには一階に降りなきゃいけない。しかも午後11時には廊下が非常用電源のライトしかなくて薄暗くて不気味だった。
Aが出てってからもみんなで与太話したりして楽しくやってたんだけど、5分くらいして階段をドタドタ上がる音が聞こえた。

Aが青ざめた表情で息を切らして帰ってきた。




俺「どうしたんだ。顔真っ青じゃないか笑。幽霊でも見たのか?笑」





A「エントランスのガラス扉の向こうに女の人が…しかもびしょ濡れだった…」





またAのいつものが始まった。Aは自分に霊感があるって言ってるけど本当なんだろうか。






俺「…何かの見間違いだろ?笑
もう寝ようぜ笑…」





あまりに怯えるAの姿に内心俺も仲間もめちゃくちゃビビってしまい、結局都合のいい解釈をして寝ることにした。






次の日の朝、港にパトカーが数台停まっていた。その近くで部活の顧問と民宿の方が話をしている。俺は何かあったのかと聞いた。









すると、顧問が重々しく口を開いた。













「……ここで水死体があがったそうだ。」

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