父がヤバい家に住んでいた時の話しです。

わかりやすいように父=Dとします。

当時、Dは小学校3年生。
今から30年ほど前です。

父・母・姉・D・弟の5人家族

父の仕事の都合でシンガポールに家族で移住をしました。

その家がヤバかったらしいです。

当時まだ発展途上だったシンガポールでしたが、一見普通の大きな2階建ての家だったと言います。

父以外には霊感がありました。

住み始めてすぐ、みな異変に気付きます。
廊下に掛けてあった大きな鏡に知らない女が毎晩写るそうです。
母がタオルで鏡を覆い生活していたのだとか。

それ以外にもラップ音や人の気配・視線・金縛りは日常茶飯事。

しかし、不思議なことに父が家にいる間は一切そういった現象が起きないのです。

父はそういった心霊的なものを一切信じていませんでした。

なので、「幽霊を見たら信じてやる」
といって引っ越すという考えは微塵もなかったといいます。

D含め父以外の家族も段々とその家に慣れてきた時です。

ある日の朝、姉が

「夜に鈴の音してなかった?うるさくて全然寝れなかったんだけど〜」

そう言って眠そうな顔で起きてきたそうです。

勿論、夜中に鈴の音などする筈がないのです。
姉の横の部屋だったDもそんな音は聞いていない。

「誰が夜中に鈴なんか鳴らすん!?悪霊がやって来たんと違うか?」

とDは姉を怖がらせようとからかいました。

「もぅ〜やめてや〜」とDより2歳上の姉も寝不足からかゲッソリしています。

その日の夜のことです。
ちょうど父が出張で家を空けていました。

姉がお風呂に入ってるいる時
Dは今朝の事を思い出しました。

「鈴を姉ちゃんの部屋に仕掛けて怖がらせたろ!」

Dは姉がお風呂から出る前に
姉の部屋の扉に鈴を仕掛けました。

ちょうど部屋の扉を開けると鈴が鳴るように仕掛けたそうです。

といっても鈴なんか何個もある訳ではないので、1個だけ仕掛けました。

「1個じゃ流石にびびらんかなぁ」

そう思いながらもリビングで姉がお風呂から上がるのを待っていました。

「ふぅ〜お待たせ!次いいわよ」

パジャマ姿の姉がやってきました。

しかしここでお風呂に入ってしまうと姉の反応が見れない。

Dは「わかった〜」と、適当に返事をして姉が部屋に入るのを待っていました。

するとようやく
「私もう寝るわ〜おやすみ〜」
と姉が部屋に向かいます。

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コメント(1)

その家で一人にはなりたくない。

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