微かに覚えている幼稚園の時の記憶です。

私の幼稚園は、地元でも有名な神社の敷地内にありました。

年長さんの夏の日、簡易プールで遊泳会がありました。みんな楽しくワイワイしてました。
その時、園庭のほうに目をやると日傘をさし白いワンピースを着た黒髪の髪の長い女性がこちらを、微笑みながら見ていたのです。

私「先生、あそこに女の人が居るよ。」
先生「何言ってるの。園庭の門閉まってるでしょ。誰も入れないし、誰も居ないよ。」
私「だって、ニコニコしながら」
先生「見ちゃだめよ。早く戻りなさい!!」

先生がちょっと、怒った気がしました。
そして、暫くしてプールの淵を掴もうとした時でした。
勢い良く腕を外に引っ張り上げられたのです。
目の前に現れたのは、顔面に血が垂れ流れている青ざめた先程の女性でした。私はビックリして体が硬直したのを覚えています。

次の瞬間
先生「ダメェ~~!!離しなさい!!」
凄い勢いで私の腕を掴み返し、私を抱え上げたのです。
先生「この子は、ダメよ。連れて行かせない。」
そう言うと、その女性はフゥっと目の前で消えたのです。怖かったのを覚えています。

その日を起点に、度々このような事が多々ありました。
家では毎夜、夜中3時~4時頃にかけ50kgはある大きな木のタンスがガタガタ揺れだし止まらない。
また、私の枕元に女性が立ち、寝ている私の顔を覗きこむ姿を母が見たり、不思議な事が立て続けに起きていました。
それでも、昼間は幼稚園で先生がいつも守ってくれたので、その時は安心でした。ある日、

先生「A君、今はお家は大丈夫?」
私「えっとね、夜ね、へんなの。」
先生「A君、明日は参観日だから、お母さんとお話ししようか。」
私「うん!!分かった。」


参観日、先生は母と二人で長い間、深刻そうに話をしているのを、遠目に見たのを覚えています。また、母はシングルマザーだったので、参観が終わると仕事に戻る為、私は先生と私の家に行くことになりました。

先生「エレベーターやめて、階段で行こうか。」
私「うん。4階段だよ。」
先生「4階ね。分かった。4階か。」
エレベーターに目をやろうとした私の顔を先生は、両手で押さえました。


階段を上がり、家に着くと先生が私の手を強く握ったのです。家の鍵を開け、ドアを開けた時、ブワァ~~と生温い風が部屋の中から玄関外に抜けて行きました。幼稚園帽も勢い良く、外に飛ばされました。

この怖い話はどうでしたか?

コメント(2)

はい、とても優しくて厳しくもありました。今でも、先生の記憶は鮮明です。とても、綺麗でした。

やさしくて、強い先生有難いですね。

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