これは私が都心にほど近い某マンションの一室を
仕事場兼住居にしていたときのお話です。

築2年というほぼ新築に近い状態で、
賃貸契約前に部屋のなかを見せてもらったときにも、
その日は小雨が降っていたにも関わらず、
南向きに大きな窓があり、非常に明るく、
嫌な気配がするどころか、爽やかな気持ちの良いお部屋でした。

とくになにか問題のある物件というわけでもないため、
想定していた予算よりも少々お高い家賃でしたが、
気に入って長いこと住んでおりました。

身内や親戚の不幸が数年続いてしまっていたある年、
時期はお盆あたりだったでしょうか。

しめきりの近い仕事がひと段落して、
さて眠ろうか、と時計を見ると深夜3時。
しめきりに間に合ったこともあり、
ホッとして寝床に向かい、眠りにつきました。

目覚めるともうお日様は高くのぼっており、
喉が渇いていた私は飲み物を取りに行くため、
冷蔵庫のあるキッチンに向かいました。
すると、コンロ下の物入れの扉が開いているのです。
不自然にも全開になっていて。

当時仕事に追われていた私は、
自炊はまったくしていなかっため、
こんなところを開けることなどありません。

このマンションはオートロックでしたし、
念のために確認した部屋の鍵はふたつとも閉まっていました。
南向きの窓(サッシ)もロックしたままになっています。

仕事場と寝室の間にキッチンがあったので、
眠りにつくときに足でもひっかけたか? と一瞬思いましたが、
それにしてもこういう開き方はしないだろう、という、
観音開きの全開で。
その光景は、ぞっとするほど異様に見えました。

この一件から、なんだか人がいるような気配を感じたり、
不自然なラップ音のようなものが度々するようになってしまいました。

原因は部屋ではなく、きっと私なのだろうな、と思います。
仕事に追われすぎて、お墓参りどころか法事すら、
すっぽかしていたのですから。

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コメント(2)

んー、どうなんでしょうかねぇ。 私、霊感はほんっとにないんですよ。なので、単純にバチ当り的な感じなのかなって。 霊感といえば、よくあるフリするかたいらっしゃるじゃないですか?  あれ、絶対やっちゃいけないことだそうですね。 ご先祖様や自分の住んでいる地域の土地神様にちゃんとお参りしたり、感謝したりする気持ちってとても大切なのだなぁ、とひしひしと感じております。

きっと何処にいてもキャッチしてしまうんですよね。

ハルナさんの投稿

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