私の家は、結構古いマンションです。
今日は、そのマンションについての話をしたいと思います。

私の家は11階で、見晴らしが良く、良いところです。
ところが、エレベーターなどが壊れてしまうと、11階まで上がらなければいけないので大変です。

その日も私は、階段を一人、ゆっくりと上っていました。

学校帰りだったので、重い鞄を持ち上げながらでした。


そして、6階に差し掛かった時。
ふと、寒い気がしました。夏だったのですが、そこだけ涼しい感じがしました。

その時は、「あぁ、またか…」程度で済ましていました。

私達姉妹の共通の意見で、6階はいつも寒い気がしていたからです。


そして、半ば早足で歩いて階段を上っていこうとした時、私はハンカチを6階に落としてしまいました。

少し嫌でしたが、取りに行ってハンカチを拾った時、上からの視線を感じました。

7階からではなく、6階の家の窓から。


条件反射で上を見上げると、そこには真っ白い顔の男の子。
男の子は顔はこちらに向けず、目だけをこっちに向けていました。
普段から霊的なものを日常的に見る私でしたが、その時はやばい、と感じ、見て見ぬフリをして7階までダッシュで駆け上がりました。

家に帰り、あれは気のせいなのだ、と自分に言い聞かせました。

そして、妹が帰ってきました。
人一倍怖がりの妹にはこのことを言わないでおこう、と思っていましたが、妹の様子がおかしいのです。


「どうしたの?」
「あぁ、姉ちゃん……絆創膏ない?」


妹の膝を見ると、血が流れて靴下が赤く染まっていました。

どうしたのか聞くと、妹の話はこうでした。


妹は、憂鬱な気分で階段を上がっていました。
すると、6階に差し掛かった時、私と同じ、恐怖感に襲われたのだそうです。

急いで7階に上がろうと、駆け足で階段を上っていると、ランドセルからリコーダーが6階に落ちてしまったらしいです。

「うわー、最悪……」


しかし、取らないわけにもいかないので、仕方なく妹は6階に戻ったらしいです。
そして、リコーダーを取るためにしゃがむと、私と同じように、上からの視線を感じた、と言っていました。

妹も上を見上げると、窓に、こちらを向いた男の子が。
妹は泣きそうになりながら11階まで走って上がってきたようです。


そして次の日、私は嫌な気分でまた階段を上っていました。

6階に近づいていくたびに、その嫌な

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