僕は高校生の頃、児童養護施設に入所することになった。

両親が育児放棄をしており、1ヶ月以上家に帰らない事があった為、僕は警察に保護されて児童相談所に入り、児童養護施設に入所する事になった。

その施設には児童が50人程、職員が10人程おり、それぞれの児童が様々な問題を抱えていた。

児童の年齢はピンキリで、下は幼稚園児から、上は僕と同じ高校生までが同じ屋根の下で暮らしていた。

ただ、僕のように高校生になってから入所するというのは極めて珍しいケースの様で、ほどんどの児童は皆、幼少期に入所してきたそうだ。

その為、ある意味、施設の児童達が洗脳されているというか、異常な部分があるのを僕は、客観的に見ることができた。

僕が在所中の1年間ですら、児童同士の窃盗やイジメ、施設からの脱走(家出?)、職員による児童虐待、職員同士の確執など様々な問題があった。

だがそれらは所詮、養護施設あるあるのようなもので、全国各地の養護施設で今でも頻繁に起きているような事であると言えるらしい。

では、僕は何が異常であると感じたのか。
それは、ずばり「性」にまつまる事だ。

ある日の事だった。
あまり話した事のない小学高学年の女子が2人、施設の庭でバドミントンをしていた。
気持ちのよい昼下がりで、僕はそれを見ながらうたた寝をしてしまったのだか、下半身に違和感を感じて目を覚ました。

すると、何と先程までバドミントンをしていた2人の女子が、僕に対して俗に言う「口淫」をしようとしていた。

僕は慌てて拒否をし、動揺しながらも理由を問いただすと、「男子はこうすると皆喜ぶから」だそうだ。
女子達は、口淫を受け入れない僕を不思議そうに見つめ、キョトンした顔をしていた。

そこから徐々に問題は浮き彫りになっていったのだが、とにかく、女子児童達の貞操観念は洗脳されており、男子達の性処理をするのはきわめて普通の行為だと認識していた。

それは小学生だけでなく、中学生以上の十数名は誰かれ構わず本番行為までしているようであった。
勿論、職員達の目をかいくぐって、だそうだが。

僕はその後、口淫未遂の件を職員にそれとなく報告したのだが、そういった性に関する行為は僕が入所する10年以上から悪しき習慣とされており、改善の余地が無いそうだ。

異性同士の交流を禁ずるのも無理があるし、性行為をいくら禁止としたところで施設内のトイレや風呂場、または施設の外で密会さ

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コメント(2)

こんな裏事情?問題があるなんて.... 環境による洗脳は怖い....

世の中の影は余りにも辛くて悲しい……。

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