車の中で待機することにしました。
 相談の結果、私とA君が2階を。C君とD君が1階を。そしてB君が車の中で待機することに決まりました。

 「ここの廃屋は、綺麗だ。」 これが私の第一印象でした。昔訪れた心霊スポットは、地元の暴走族がスプレーで落書きをしていたり、ドアノブが壊れていたり、無作為に窓ガラスが割られたりしていましたが、ここの廃屋は侵入可能なリビング沿いの窓ガラスが割られている以外、外傷が見られませんでした。しかしながらその不自然な「綺麗さ」が私に「違和感」を抱かせていたのも実情でした。

また、この廃屋は海に面した埋め立て地に建てられており、隣接する道路から門を隔てて下ったところにあるため、走る車の音はもちろんのこと、300m程度先にある工場の騒音も一切遮断しており、波の音しか聞こえてこないのも、不気味さを一層際立たせるものでした。

まずはA君と私が侵入し、2階に続く階段を探しました。A君は父親の仕事柄、このような場所に慣れているのか、「すみません。すこし上がらせてもらいます。」とか「お騒がせしてすみません」とか、一挙一動するごとに、なにかしらの言葉をまわりに投げかけ、詮索を進めていました。

私は彼の言動から、「さすが神主の息子。A君と一緒でよかったぁ。お化けでてきても払ってくれるだろう」と安心し、A君の後ろをただただついて回るだけでした。

そうこうしている内に、キッチンや浴槽へ続く廊下の正面に、2階への階段を見つけました。A君は足早に2階にあがろうと足を進めましたが、私は浴槽の方が気になって一旦足を止め、「何か写ればいいな」との気持ちで、その手前にある洗面台の鏡や、洗濯機が置かれてたであろう槽を携帯のカメラ機能で撮影したりしていました。

その時、外から、「ビィィィィィー!!」というクラクションの音。

「Bに何かあったかも!?」と思い、急いで外にでました。

Bの乗っている車には、1階捜索組のC君とD君が既に駆けつけており、
C「B!いたずらが過ぎるぞ!まじでびびったわ!」
D「お前、何かあったわけじゃないんだな!心配したわ!」とか 声を投げかけていました。

するとB君が真顔で、
B「2階の女と目があった…」と呟いた。
C「まじ?見間違いじゃね?」
B「いや、まじで見た。なんか吐き気もする。」
あまりのBの緊迫感や、言葉たらずの発言にヤバさを感じ、撤退することを提案しようとした矢先、Aが居な

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ここのサイトに投稿されている『紫雲』さんに相談されてみたら…? 彼女の投稿を読んで判断されたらどうでしょう…

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