らM閉めて!」
と、言い出しその時初めて押し入れの襖が少し開いて居た事に気づきました。
他のメンバーが「襖、開いてたっけ?さっき、布団敷いた時ちゃんと閉めたよね?誰か又開けた?」その言葉に皆、黙って首を横に振りました。
Mが立ち上がり、襖を閉めようとしたのですが閉まりません。
M「やばいかも…」
Mが他のメンバーには聞こえない位の声で私に囁きました。
その瞬間酷い耳鳴りがして思わず耳を抑えました。
「早く閉めてよ!」と、言いながら他のメンバーの一人がMをどかして自分が襖を閉めようとしました。ですが、やはり閉まりません。
「何これ!なんか挟まったりしてるのかな?動かないんだけど!」
又、違うメンバーが「なら、一度開けてみたら?」と言うと何故か襖を開けようとしていたメンバーが襖から手を離し、「私、嫌だ。誰か開けてよ。」
「何で閉めようとしてたくせに開けるのは嫌なんだよ!」
「なら、あんた開けなよ!」
「嫌だよ!」
そんな言い合いが始まりました。
Mは引きつった顔で襖を見つめて居ます。
いつまでも、言い合いしてる二人のメンバーに又、違うメンバーが「もう、うるさいよ!いつまでも。なら、ジャンケンで決めよう!」と言い出し、言い合いをしていた二人も納得し、ジャンケンで誰が襖を開けるか決める事になりました。

ジャンケンの結果…襖を開ける役目になったのは私でした。
Mのさっきからの様子でこの襖の向こうに何かが居る事は私にも薄々分かって居たので、襖に触った途端、全身がゾワッとする感覚が有りました。
深呼吸をして、固く目を瞑り私が襖を開けたのと「開けるな!」と、Mが叫んだのが同時でした。
あんなに力を入れて閉めようとしてもビクともしなかった襖が開ける時には嘘の様な滑りの良さで開いたのです。私は固く目を閉じたまま。

襖が勢い良く空いた瞬間、「ぎゃあー!何あれ!」私とM以外の四人のメンバーが色々叫びながら、転がる様に部屋を飛び出して行きました。
私は恐る恐る片目をうっすら開けました。
暗い押し入れの上段に何か黒いものが揺れています。
(?)私は思いきって顔を上げ両目を開けてみると…私の正に目の前に髪の毛の長い女の顔が有ったのです。
しかも、逆さまで!
押し入れの天井からぶら下がる様に。
私は一瞬状況が飲み込めず逆さまの女と暫く見つめあってる様な状態。
やっと我に返り「いやゃぁぁーっ!!」と、叫ぶとその逆さまの女が何とも形容し難い、真

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コメント(5)

つぎの投稿、楽しみに待ってますね。

え、まじな話ですか、、怖すぎる

もかくさん。コメントありがとうございます。 残念ながら、実話なんですよ泣 夢でも嫌ですけど笑

文章上手いから、怖さがまじで伝わった。しかし、教師は頼りにならないな……何のための引率だよ!

匿名さん。コメントありがとうございます。 ホンマに笑 担任があの時一番、震えてました。 トラウマになりそうだ!って笑 でも、実際私も未だに襖の押し入れは苦手です笑

mieさんの投稿

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