視して 蛇を箱( 発泡スチロール )に入れ 暖かい居間に移動する。

押し入れの床板は 彼等に元に戻して貰いました。

4畳半から 彼等が出て来たので お茶を入れました。Aは4畳半の部屋をしきりに気にしていましたが 私が気にするなというと 苦笑いをしてお茶を啜った。

お礼を言って みんなで食べてとお茶菓子を持たせ返した後 玄関で見送る私の後ろに 彼女が立った。

私 「こんなはずじゃなかった?」

そう私から切り出すと彼女がピクッと反応した。

私 「生きてる人間の事は複雑過ぎて分からない事ばかり……でもね…亡くなった人の事なら 良く分かるの。隠していても……私には通用しない。貴女は 自ら命を絶った。何故?楽になったの?」

彼女 「ら……く?」

私 「そう…楽になったでしょ?もう 苦しくも辛くもない。何も考えなくていい。でも……貴女は早まった事をした。生きる辛さより 死ぬ楽さを選んだ。どうして 私だけがって…?それは貴女自身が悲観的に物事を考えていたからじゃ無いの?人は 生きている限り 辛く苦しい場面に必ずぶつかるもの。それを乗り越える力があるから みんな頑張って生きて行くの。誰かに励まされ 励まし合って……人が持つ力って何にも負けないのよ?さぁ何があったのか?どうしたいのか?話して…そして お家に帰りなさい。そして 今のご両親の姿を見てきなさい。それで 貴女が少しでも 生きたかったと思えば 救われるから…。」

彼女 「あっ……。」

私 「何を驚くの?それが貴女の姿でしょ?」

彼女 「私 付き合ってる人がいました。同じ職場で働いていた人です。でも…あの女が…!! 私が昔太ってたって事ばらしたうえに 高校の時の写真を拡大コピーして 会社中に……それから 彼は私を避ける様になって…友達も影で笑ってた…。だから ……。」

私 「会社を辞めようとは思わなかったの?人は群れを作ると 群れの中だけは回りの人と同じ事をする。だけど一人になったら……きっと違ったはずよ。一人になった時 自分の愚かさに気付くのよ。仲が良ければ 良いだけ それに気付いた時 自分を責めるのよ?何故?一緒になって笑ったのか?って……貴女だけが苦しかったんじゃ無いの。貴女だけが辛かったんじゃないのよ。そして今 貴女が亡くなった 今 貴女の友達がどんな思いでいるか…?貴女に解る?」

彼女は黙ったまま俯いている…。

私 「貴女がそうしようと思

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コメント(3)

山口県岩国市の白蛇神社ですか?

匿名さん。コメント有り難う御座います。 人は 生きていく中で 様々な壁にぶつかります。それをどう乗り越えるかは その人次第ですが…シを選ぶ事は一番してはイケない行為です。 蛇はもう寿命がギリギリの状態だったのだと 思います。彼に呼ばれていたのかも知れません…。あの家にいたモノ達を託す為に…。 あの親戚の家ではまだまだ たくさん話が出来そうなので また投稿しますね。

悲しさと安堵と…蛇さんも女性も紫煙さんと出会えて本当に良かった。誰も知らずにひっそりと、大きな優しさが、あるんですね。何度も読み返しました。目が濡れっぱなしです。

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