、俺達は何か大きな事件が起きる事が想像できていた。
それは何かというと、2人が失踪する前日、俺達が大学の帰り道でCとDを見かけたのだが、
2人の後ろを、十人ほどの集団が付いて行っているように見えた。

何となくその後姿を見ていると、その集団のうち1人がこちらを振り向いた。
その時俺とA、Bは硬直した。
格好は普通のサラリーマン風だったのだが、そいつの顔についている目は、
俺達が夏休み中に見た『あの目』だった。
一瞬だったが間違いない。外が明るかったのではっきりと見てしまい、非常に気持ち悪かった。

CとDが何故数日間失踪したのか、その間何をしていたのか、その辺りは分からない。
その事件のあと2人は暫らく入院していたが、親が2人を連れて帰国し、そのまま大学を自首退学したらしい。
彼ら2人の身に何が起きているのか、今後何が起きるのか、それは考えたくも無い。
どちらにしろ、ろくな事になはらないだろう。

最後に私見だが、一連の事件では必ず、生臭いというか腐臭のする黒い液体が関わっている。
もしかするとあの液体が、『気持ち悪い目の集団』が標的を追跡する目標になっているのではないか?と思った。

かなり長い話になってしまいましたが、これで俺の体験は全て終わりです。
お払い以降、俺達には何も起きていないため、もう大丈夫だと思います。
長々とお付き合い有難うございました。

この怖い話はどうでしたか?

コメント(4)

見たことある

(; ̄Д ̄)ん?

ん??、、、( ;´Д`)え?

読んだことある

ペン吉さんの投稿(11)

もっと見る

話題のキーワード

サクっと読める短編の怖い話

人気の怖い話をもっと見る
怖い話 怖い話アプリをダウンロード 怖い話アプリをダウンロード