車場に乱暴に進入して来たかと思ったら
これまた 乱暴にバイクを停め ヘルメットを投げるように置くと ズカズカと歩き 彼等の元へ行きました。

弘美が察し 止めようとしましたが 間に合わず。

彼等に一喝した後 思いっきり殴りました。
紫翠の怒りも恐ろしいくらいになっていました。こうなると 解ってはいたのですが それでも力を借りなければ どうしようもありませんでした。

紫翠が 此方を向いて しゃがみ込み 彼女の額に手を置いてから 私の眉間に人差し指と中指をあて 息を吐き出す様に言いました。

紫翠 「ほんとに いいんだな?」

私 「うん。」

紫翠 「もし……失敗すれば 洒落になんねぇぞ?」

私は 軽く笑った。

弘美は 心配そうに私達を見ていた。

紫翠 「こういう事に お前も慣れて行かなきゃなんねぇけど ……優しさは隙を与えるぞ?今回限りにしろよ。」

私 「………………。」

紫翠 「次は無いからな !!」

紫翠の指が私の眉間から放れ 彼女の額からも放れて 印を組む。

そして……
私に 怒るモノを移した。

一気に流れ込んでくる 不快感。
私の感情すらも 吹き飛ぶぐらいの勢いで 身が押し潰されそうな怒りが強さを増して流れ込んでくる。
意識を保つのも赦されないくらいの 苦しさ…。

やがて 完全に私の中に入ったモノを逃がすまいと 私の中に封じ込める。

すると 私の意思とは関係なく 嗤いが込み上げてくる 嗤いたくないのに 笑っていた。
涙が溢れた。
耐えきれるのか?耐えきれないのか?
分からない……。

意識が飛びそうになるのを 押さえるのが精一杯な私 でも……やらなきゃ。


次は 封じになります。

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コメント(2)

匿名さん。コメントありがとうございます。 本当に 漫画やドラマの様な人生を歩んでいるので 良く リアルでも言われます。時々……普通になりたいと思う時もあります。( 変な話ですが… ) でも…背負ってしまったものを投げ出す訳にも行かず 今に至ります。

本当にドラマ見たいですね。助け船が、身近に居るなんて、羨ましい。私にも居てくれたら、人生が変わっていたかもしれません。お体だけは、大切にしてくださいね。

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