お手洗いは 流石に困りました。
山道以外では お手洗いを民家の方々のお宅にお借りしてました。
そういった時は、必ず玄関の前で般若心経をあげてお礼を返していました。
山道では 山の神様に 承諾を得てから 他の修行僧達と大分 距離を開け 藪などに隠れてしていました。

寝る時は、眠れそうな場所に座ったままの姿勢で寝ます。 が…熟睡出来ませんでした。

お風呂は入りません。
タオルを濡らして拭くぐらいです。

八十八番所を全て巡り終えた時 春先に出てから初夏くらいになっていました。長い距離を歩き回り 疲れているはずなのに 不思議なのですが 四国にいる間は 全く疲れを感じませんでした。

四国の何処だったか忘れてしまいましたが ホテルに一泊して 翌日には 帰路に着きました。

家に帰ると 母親が凄く不機嫌な顔で迎えてくれました。(苦笑)

荷物を整理して 居間に行き お母さんに謝って何とか二つ返事で許して貰いました。

お母さんと居間で談笑していたら 電話が鳴り 母が出ると何かを話た後「分かりました。」といって電話を切りました。

母 「お祖母ちゃんがうちに来いって。」

私 「やっぱり?」

母 「帰ったの分かってたみたいよ。」

私 「コワッ……んじゃちょっと行ってくるわ。」

そう言って祖母の家に向かいました。
勝手口のドアを開けて 中に入ると 妙にニコニコした顔で祖母が言いました。

祖母 「うーん。まぁまぁか…」

私 「まぁまぁ?」

祖母 「いや…こっちの事だ。気にするな。」

私 「そんな言い方されたら 気になるよ普通。」

祖母 「そうか?でも気にするな。」

私 「はいはい。分かりました。で?何?」

祖母 「お前に 渡す物がある。」

目の前には あの長細い桐の箱。
蓋を開けると 中に 水晶の数珠が入っていました。

私 「あの時のやつ?」

祖母 「いや…違う。お前に災いが起こる前になると数珠の色が変わって お前に知らせてくれるから 目につく所に置いとけ。」

私 「………分かった。」

そんなやり取りをして 家に帰りました。
今でも数珠は手元にありますし 色が変わる事もしばしばあります。


読みにくかったらすみません。

お付き合い頂きありがとうございました。

この怖い話はどうでしたか?

コメント(4)

こたくん コメントありがとうございます。 そういって頂けると 嬉しいです。暇があれば また 投稿しますので 宜しければ読まれてみて下さい。

歩いてやり遂げるとは、紫雲さんは、凄い努力家ですね。それにしても祖母様の能力おみそれします。その後の話し、興味深く、面白かったです。これからも、ゆっくりの投稿で、いいのでよろしくお願いします。

怖くはなくても、面白いので、どんどん読めてしまいます。またお願いします。

匿名さん。コメントありがとうございます。祖母に隠し事は出来ませんでした。直ぐにバレてしまうので…どんなに離れていても居場所がバレて 迎えに来た時は、怖かったです。 その後の話もまだ次の厄年の話とかあるので、投稿させて頂くつもりでいますので、宜しかったら またお目を通してみて下さい。

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