、まさかお婆ちゃんが遺品供養の後に燃やした焚き火の後から回収してきたとか?
それはあり得ない、何故かって燃やした遺品に焼け残りは無いか毎回チェックしている、あの日三人で焼け跡をチェックしたがこんな塊は見ていない
と言うことは、確かにあの時に燃やしきっていた筈なのだ
だったら…これは
そう思案していると、旦那さんが言った
「…半月前に、お袋が様子がおかしくなった時は…この塊が入った箱を大切そうに持ち始めた時は…お袋はこんな事を口走ってました
生きてるんだ、生きてたからまた“帰って来てしまった”って」
私はそれを聞いてゾワッとした
旦那さんが言うには、お婆ちゃんはあの人形は帰って来たと語ったそうだ
結局その人形の塊は再び預り遺品供養することに、次は確実に燃やしきり、あれからその夫婦は何事もなかった
らしいが
未だに私は不思議でなりません
あの人形はなんだったのか
お婆ちゃんはあの人形と何があったのか
“生きてる”って、一体どう言う意味だったのか?
私が30年くらい生きてきた中で、多分一番奇妙な出来事でした
この怖い話はどうでしたか?
コメント(2)
紫雲 様、そうなのですね。 ご供養・お炊き上げの前に、魂抜きの手順があるのですね。 おっしゃる事、わかります。もっともな儀式の手順ですね。
K
そのお婆さんが何処で人形を購入したかは 分かりませんが……何等かの形で 人形に霊が入ったか 元々 魂入りの人形を購入したのかも知れませんが…どちらにせよ 魂を抜いてから お焚き上げ供養をしないと 何度でも帰り どんな形になっても持ち主の方の所に 帰って来ますよ。お婆さんの言う通り 生きていたのだと思います。生き人形はうちにもありますし…。
紫雲