気が付いた時にはもう僕の記憶は無かった。すっかり抜けていた。

僕「あの、すみません。」
「…」
みんな僕を無視する。
僕はそんなに怪しく見えるかな?

ある時、小学生の男の子が近づいて来た。
子「お兄さん、何か困ってるの?」
男の子は僕に話しかけてくれた。
僕は答えた。
僕「そうなんだ。僕は記憶を無くしちゃったみたいでさ。」
僕(ぼ、僕は何言ってるんだ!こんな小さい子に…)
子「ふーん…じゃあお兄さん困ってるんだ?」
僕「うん。一応…」
子「じゃあ、僕が思い出すの手伝ってあげる!」
僕「ありがとう。」

この日から僕と彼はよく話した。
彼の学校のことを聞いたり、
僕の記憶探しだったり。
彼は僕の唯一の友人だ。


僕「〇〇君遅いなあ。」
僕はいつも通り彼を待っていた。
だけど、なかなか帰ってこなかったので、僕は学校まで迎えに行った。
学校に着くと、彼は体の大きな男の子2人といた。近づいてみると、
男1「お前、最近1人で喋ってんな!」
男2「そうだよ気持ち悪い!幽霊でも見えてんのか?(笑笑」
子「違うよ!ぼくの友達だから!」

ヒトリデシャベッテル…?
ユウレイ…?
ボクノトモダチ…?

そうか、全部わかったよ。
あぁ、ごめん。君は変な子に見えてしまっていた。
僕はもう消えてしまうから、
ありがとう。ごめんね。

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コメント(20)

怖いより悲しい話。

幽霊さんが少し可哀想…笑

全くワカラン

主人公が幽霊、そのためみんなから無視されている 記憶がないのは死んだショックのため

自分が死んだことに気づかなかったのか

いや普通自分が死んだら分かるでしょ

シックスセンスで見た。

全くワカラン

僕←が幽霊だったんだ!!? 死んでることに気付いていない。

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