A君という男の子がいました。

A君のお父さんは忙しく、いつも帰りが遅いです。

今日は、お父さんが早く帰ってきました。

ですが、お父さんには元気がなく、
ひどく何かに怯えているようです。
A君がお父さんにどうしたのか聞いても、
お父さんは俯いて、
「見てしまった…
見てしまった…」
と、繰り返すだけでした。

お母さんに早く寝なさいと言われ、
A君は、自分の部屋へ行きました。

A君は、目を覚ましました。
まだ外が暗かったので、朝ではありませんでした。
(トイレに行こう)
と思い、下に降りたらお母さんの声が聞こえました。
「どうしたの?話してみてよ。」
すると、お父さんが口を開きました。
「見てしまったんだ。」
「なにを見てしまったの?」
お父さんは話し始めました。

お父さんが早く仕事が終わったので、
いつもより早く家に帰れたそうです。

すると突然、「きゃー!」
と、悲鳴が上がりました。
(なんだ?)
とおもって、其方を見ると、女の人が線路に倒れていました。
「危ない!」
「早く上がってきて!」
沢山の人が声をかけますが、もう電車が其処まで迫ってきていて、女性がはねられてしまいました。
血が飛び散り、女性は血まみれになって倒れていました。
お父さんは女性から目が離せませんでした。
(気の毒だ。)
という気持ちより、恐怖がかっていました。
女性は即死でした。

ですが、
女性は目を覚まし、お父さんを見つめ、

「み…見ないで………こっちを…見ない……で…」
と、微かに口を動かしました。

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