アメリカにホームステイに行った時の話。その家のお父さんに聞いた話。その家は4人家族で息子、娘それぞれ2人の子供がいた。お父さんは地元ではかなり有名な敏腕警察官だった。そんなお父さんがある日仕事疲れでそのまま書斎で寝てしまった。その時に妙な寒気がして起きたら、隣の娘さんの部屋がとても騒がしかった。「こんな時間なのにまだ寝てなかったのか!」と娘さんを寝かせに部屋に入るとそこには娘さんとは全く違う女性の幽霊がお父さんを睨んでいた。驚くことにその顔は娘さんの顔だった。パニックになったお父さんはすぐに拳銃を取り出して幽霊を撃とうとしたが、その時ふと思い出した。その時娘さんは病気で入院しているはずだと。拳銃をしまい、机上に立てかけてあったキリスト像を両手で握って聖典を唱えながら「キリストよ、娘を救ってくれ!」と必死に願い続けた。気がついたら朝だった。お父さんの携帯の着信音で目を覚ましたお父さんが電話に出てみると病院からで娘さんの体調が回復したから迎えに来てくださいとのことだった。お父さんは病院で娘さんの退院を心から喜んだ。
お父さんは娘と自分を救ってくれたキリストに感謝して、もしあの時我を忘れて幽霊を撃っていたら…と今でも考えるそうです。

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