高校生の頃、自分の部屋で不思議なことがよく起きた。

一番多く起きたのは、寝ているとき、枕元で念仏を唱えるお坊さんが立っていることだった。

そのときは決まって体は動かない。

何故か怖く感じることはないが、耳元でブツブツと唱えられると、気味が悪く感じるもんだった。




あるとき、また体が動かなくなった。


またいつものお坊さんかな?

と思っていると、ツインテールのとてもかわいらしい同じ年ぐらいの女の子だった。


私は、

「うわぁ!かわいい人だな!」

と思い、強く好意を持ちました。


彼女は

「友達になりたいの?じゃあ、この契約書にこの鉛筆で名前書いて」

と、鉛筆を渡してくれた。

私は、いつの間にか、白いテーブルに座っていた。

私の前に真っ白な紙がおいてあり、私は鉛筆で名前を書きはじめた。
でも、どんなに強く書いても紙は真っ白のまま書けない。
私は焦りながら、何度も何度も書こうと努力してました。



すると彼女は、


「いいわ!」

と言って、私の鉛筆を持っている方の手首を掴み、

「さあ、こっちよ」

と、ゆっくり上にあがっていきます。
私はとても気持ちよくなって身を任せていました。

すると、下に寝ている私がいる。


ああ、気持ちいい...。




突然、あの念仏が耳元で聞こえてきました。
いつもより大きな声です。


私は急に念仏が怖くなり、助けを求めるように彼女をみました。

すると、かわいらしい彼女の顔はボヤけて見えなくなっています。何故か、かわいいと思った顔も思い出せません。



あれ?
ひょっとして、私は連れてかれるのか?



急に我に返り、腕を振りほどこうと抵抗しようとしましたが、体がうまく動きません。



さらに念仏の音が大きくなり、全身に鳥肌が立ち、鉛筆を持つ手首が動くようになりました。
私は持っている鉛筆で彼女の腕をグッと刺しました。


同時に
ビリビリビリっ!

と腕に電気が流れるみたいに衝撃が走り、その拍子に鉛筆を落としてしまいました。


部屋にカラカラカラっ!と鉛筆が落ちて転がる乾いた音がして、私はベットに引き戻されました。



ガバッ!とベットから起き上がり、床に這いつくばります。



あの鉛筆はどこいったのだろう?
彼女はもう来てくれないのだろうか?

私は何故か、
「もう一回会いたい...。」
と思いました。




以来、彼女には会

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コメント(2)

助かってほんとよっかた。

助かって良かった。お坊様これからも守ってください。

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