学生の頃の、こわかった体験です。

大学に入り、親元を離れて下宿したのですが、その建物が、廊下をはさんで両側に、四畳半と押入れだけの部屋が、ずらっと並んでて、トイレと風呂は、共同という、安い下宿でした。
押入れは、ドアを手前に引いて開けるタイプで、普通の半分のサイズ、ふとんをおりたたんで、そのまま入るだけの幅です。
なので、わたしは、下の段にふとんを入れてて、ドアを開けて、ふとんを引っ張り出せば、すぐ寝れるシステムにしてました。

そこでの生活が始まってから、ほんとによく金縛りになってました。
部活がキツイからだと、ずっと思ってましたので、とくに、怖くはありませんでした。

夏休みになりました。
先輩が、自分は、帰省しないので、お前(わたしのこと)も帰るなよ、と命令しました。
その頃の先輩の命令は、絶対服従なので、わたしも帰省しませんでした。
そしてお盆です。なんと先輩が夜になっても帰って来ません。
この、ボロい建物に、わたし一人きりです。こわいです。
まあ、どうしようもないので、寝ました。
いつものように、ふとんを引っ張り出して。
わたしは、バンザイのように両手を挙げたかっこうで寝てました。たぶん暑いから。
その夜中です。何時ごろかわかりませんが、両手を押入れに、ぐいぐい引っ張られて目が覚めました。怖くてたまりませんが、どうしていいかわからずに、目を開けてしまいました。すると、目の前に、男の顔が、20センチくらいの距離で、逆さまに、バッチリ目が合う状態でありました。

そこで意識がとんでます。
気を失ったのか、最初から夢だったのかわかりません。次に目を覚ましたのが、どれくらい時間がたってからなのかわかりませんが、まだ夜中でした。こわいので、朝まで廊下で体操座りしてました。

あとから先輩に聞いた話では、そこには以前、飲み過ぎて、自分の嘔吐物を喉に詰まらせて亡くなった人がいたそうです。噂ですけど。

春になり、学生の入れ替わりのとき、わたしは、真上の部屋に変わりました。
そしたら、金縛りがなくなりました。
さらに、真下の部屋には、新入生が入りましたが、毎晩のように、うなされるような声が、下から聞こえてました。

ほんとに何かいるのかもしれないな、と思いましたが、もはや、自分じゃないからいいやって思ってました。

長いばっかりの文章になってしまいました。
読んでくださった方、申し訳ない。
ありがとうございます。

この怖い話はどうでしたか?

コメント(4)

入って来て早々そんなに怖いだなんて…_:(´ཀ`」 ∠):しかも、うなされるほどとは、怖いですね。

凄く怖かった…よく耐えましたね。わたしも似たような経験があり、引っ越ししました。

怖くはない

コメントありがとうございます。夢なのかどうか、自分でハッキリしないのでよかったのかな。その他は金縛りだけだったし。でも、新入生のうなされかたを考えると、現実だったかも

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