そっちに顔を向けそうな気もしますが。

その時はとにかく早く離れたくて、彼女の家へ急ぎました。

彼女と合流し、まずこの話をすると

「ちょっと行ってみようよ」と…


マジか…と思いながらも、自分もこの女の子がそういった類ではなく生身の人である事を認識して安心したかったのは事実でした。

今度は彼女の家から向かったので、国道に出るときに右折をし、先ほど入った道ではなく出てきた方の道へ右折して入る事にしました。

その道の突き当たりが公園になっているという事になります。

「その女の子は塾か何かの帰りで、親の迎えでも待ってるんだろう。もう帰ってるか、まだブランコでボーッとしてるかな」

そんな風に思い込んむようにして、その道に入りました。

入ってすぐ気付いた違和感。

その時は車のライトは一直線に公園の手前まで伸びていました。

しかし公園の入り口には届いていませんでした。

車のライトの一番先には、

足。

ワンピースを着た下半身だけがライトに照らされて見えてました。

そこから上は暗くて見えませんが、おそらく髪を前に垂らした女の姿が想像されました。

しかも今この道に入ってきた自分達と向かい合うように立っている。

一瞬で全身に鳥肌が立ち、すぐに助手席の彼女に振り返ると、彼女も見えているようで口を開けて目線が釘付けになっていました。

「…見えてる?」

と聞くと

「…うん。ヤバい。ヤバいヤバいヤバいヤバい」

と彼女が言い、それでテンパってしまった自分は、ギアをRに入れ、アクセルを踏んで国道にバックで出ました。

幸い事故も起こさずに済みましたが、心臓バクバクで、しばらく車線を意識せず走ってしまい、何度も危なかった事を覚えています。

それ以来その公園の前は通ってません。

あまり怖くなくてすいません。
私にはかなり恐ろしかった出来事でした。

この怖い話はどうでしたか?

コメント(6)

分かりますよ! 怖いですよね!! 作りばなし感なく 体験した事がリアルに一生懸命 書かれたのだなって思いました。 この公園には以来、近づいてないのですか? ワンピースの子が何を伝えたかったのか 分かりませんが、 そんな事考える余裕もない感じも 受けてとれます。

そんな場所、身近にあるんですね。あの世の入口…

別に襲ってくるわけじゃないのに

こわ

どこの公園?

こわいですよ

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