ずFは懸命に地面を掘り返してる…何かを言いながら…
何か…短い…ホイ?…ホイと言ってるのか?

掘りながらホイホイ言ってる?
Aに聞いてみても分からないらしい…Aもあれから黙ったままだ。

Fは一目散に相当掘って、自身の身体が地中に埋まるくらいまで掘り返してる。
時間は4時をとっくに回ってる。

だが、時間の経つのは凄く早く感じる。
それだけこの光景が斬新だったからだろう…

…と、突然バキッ!っと割れる音がした。
バキバキッ!…木?…棺桶か?

どうやらそうらしい、Fは完全に墓荒らししてる!
金目モノでも盗むつもりらしい。
…しかし、その次には奇妙な音が聞こえた…ポキッ!

…ゴリゴリゴリゴリ…ポキッ…ゴリゴリゴリ…
なんだ?あの音は?

辺りはもう明るくなり始めて、時計は5時をを回ってる。
さすがに見にいくわけにも行かず、帰るわけにも行かず2人して奇妙な音を聴きながら時間を潰した。

奇妙な音が聞こえてから30分ほどした後、Fは穴から這い上がり、来た方向へ歩き出した。
俺らは横に回り込んでるので、奴を右から左へ歩いてるのを見てる事になる。

Fの姿が完全に見えなくなったので、その墓標を見に行く事にした。
土が被さってるものの、案の定、墓は荒らされ木製の棺桶もバキバキに折られてる。
古く腐ってるから容易に割れるんだろう。
そして、その棺桶の中にある白骨は散乱してるが、どうやらFは、この骨を喰ってたようだ。
奴が言ってたのはホネだったのか。

さっきの墓掘りの光景があまりにも恐怖過ぎて、明るくなったこの光景は、怖さよりも無惨の一言だった。
俺とAは、この事実をサークルメンバーに報告して、信じないだろうからここまで連れて来ようと決めて、キャンプ場へ戻った。

キャンプ場へ着いたのは6時、もうすっかり明るい。
メンバーも起き出してる。
全員が起きたのを確認して、さっき体験した事を説明し始めた。

当然ながら皆な信じない、「は?何言ってんの?お前光線」を浴びつつ、Fを見ると…あれ?…Fがいない!?

…Fはそこにはいなかった。
帰ってるとばかり思ってたが…

後から分かった事だが、メンバーに確認すると、Fを誘って連れて来た奴はいないことが分かった。
そしてFの友達や知り合いも、もっと言えば知ってる奴はいなかった。
どうやって俺らがこのキャンプ場へ来たのか?

Fが勧めただけだ…

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怖い怖い怖い!!!

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