10年ほど前の夏の夕方の事です。

犬の散歩から戻ってきた親父が『さっきカマイタチにやられた』と、腕の傷を見せてきました。
仕事柄、目測にはちょいと自信があるのですが、傷は長さが5㎝、幅は3㎜、深さ2㎜ほどにパックリと裂けた感じ。血は飛び散ったように傷の周りに数滴付いていましたが、傷口は出血していませんでした。
素人目に、これは何針か縫わなきゃいけないんじゃ…?てレベルの傷です。

カマイタチとは
一匹目が人を転ばせて
二匹目が斬りつけ
三匹目が薬を付けて傷をある程度治す
黒い三連星wのような妖怪

そんな事が子供の頃に読んだ【うしおととら】に書いてあったなぁ…と思いだし、冗談で親父に『最初に転ばされたやろw』聞くと

『…おー…たしかに、なんかフラフラ~っとなって転んだわ。でも、絶対に転んだ時にガラスとかで切ったんじゃないぞ!』と。

親父の認識では、特に理由もなく切り傷が出来るけど血がそれほど出ない現象がカマイタチであって、転ぶがセットとは知らず、俺に転んだ時に何かで切っただけだろ?と疑われたと思って反論したらしいです。

むしろ自分は伝承などにあるように、本当に転ばされるんだ…と感心してしまいましたがw

カマイタチが、転ばす→斬る→わざわざ薬で治していく そんな意味不明な妖怪の仕業だとは全く思いませんが、自然現象が原因なのだとしても不思議な現象ですよね。
地方によっては【転ぶ】がセットに含まれない所もあるようですが。

ちなみに親父の傷は、痛みもほとんど無く、血も出ていなかったので放置していたら数週間で勝手に治っていました。

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コメント(1)

すごい

小夜啼鳥さんの投稿

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