以前働いていたバイト先の後輩、風間さんから聞いた話だ。

まず初めに、座っていても立っていても、寝ていてもいいので、出来るだけリラックスした状態でいる事。出来れば夜 寝る前などが好ましい。

次に目を瞑り、身体の力を徐々に抜いていく。この時、周囲の音や匂いなどを深く感じ取れるように意識する。

目を瞑ってからは頭の先、喉、胸、と徐々に意識する部位を下げて行き最後につま先までいったら、つま先から自分の意識が抜け出して、目を瞑っている自分を、もう1人の自分が見ているようなイメージをする。

この時、目を瞑っている自分の姿がどのようにイメージ出来るかがポイントだと言われた。

漠然としていて人としての輪郭だけの場合、まったく自分と違う姿(性別や見た目が違う。漫画やアニメの登場人物など)、或いは着ている服、体型、目を瞑っているポージングなどは自分と同じでも顔付きなどの細部がぼやけている。

人によって様々なイメージが思い浮かんでくるらしい。

私の場合、漠然と目を瞑っている時のポージングだけが思い浮かび、手足指先、顔付きや髪型、着ている洋服などの細部にまではイメージが及ばなかった。

肌色をした手足と頭のある何かを、私は見ているような感覚だった。

風間さん曰く、大抵の人は私と同じように目を瞑っている自分の姿を明確にイメージする事は出来ないらしい。

普段、人は自分の姿をまじまじと見続けるような事はしないからだ。朝晩、お風呂に入る時などに、鏡を少し見るのが精々だろう。

故に人は自分の姿というものを、頭の中で正確に映像として思い浮かべる事が中々出来ないそうだ。

2日前の自分の姿と、2日前に会った他人の姿、どちらがより明確にイメージ出来るか、と聞かれた場合、後者の方が簡単だ。

少なくとも私はそうだった。

しかし、目を瞑っている自分の姿、目鼻立ちや身体つき、着ている服装や細部に至るまでを明確にイメージ出来た場合、少し前の自分であってもはっきりとイメージ出来た場合。

そういう人は自分の姿を、自分以外の誰かの視点で見ている可能性がある、と風間さんは言っていた。

想像力が豊かなだけ、とも勿論言えるが、この話を別の数人の友人に話したところ、1人だけやけにリアルに、まるでもう1人の自分が側に立っていて、自分をじっと見ているようにくっきりと、自分の姿をイメージ出来たと言っていた。

この方法を試して、もしも奇妙なほど自分の姿を

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