私は小学一年生の時、一ヶ月ほど
親戚の家に預けられた事がある。
青森にある祖母の妹の家だ。

家族の中で私だけが預けられる
という非常事態に
初めは断固 拒否した。しかし、
従姉妹の弥生ちゃん(仮名、小六)も
一緒だと知り
しぶしぶ了承した。

当時は、どうしても家族で外国に
行かなければならず、しかし、私は
飛行機に乗れる年齢に達していない為
連れて行けないといったような事を
聞かされていた。
私だけ親戚に預けられるという理由を
親なりに考えたのだろう。
まだ一年生だった私は、何の疑いも
持たなかった。

夏休みに入ってスグに出発した。
行く時は母と祖母が付き添ってくれたが
翌日には帰って行った。
それと入れ替わるように弥生ちゃんも
やってきた。

その日は弥生ちゃんと一日、自由に遊んだ。
自然が多く見慣れない土地を探索するのは
思いの外、楽しかった。



その日の夜、昭子おばちゃん(祖母の妹、仮名)に

「明日から弥生ちゃんと桃子ちゃん(私、仮名)には
“お勤め” してもらうからね」と言われた。


毎日、お寺さんに行って、ある事を
すると言う。
それを昭子おばちゃんは、お勤めだと
言った。
何の事か知りもしなかったが、なんだか
秘密めいていてワクワクしたのを
覚えている。



翌日からは規則正しい生活が始まった。
大雑把であるが、

朝は6時半に起床。
朝食の後、玄関とトイレの掃除や
食器洗いの手伝いなどをした。
その後、一時間ほど夏休みの課題を
したら お寺に向かう。

昭子おばちゃんの家から徒歩20分
くらいの所に お寺は あった。
大抵は おじさん(昭子おばちゃんの旦那さん)が
車で送り迎えしてくれたが、おじさんが
不在の時は歩きの時もあった。


お寺に着くと6畳間くらいの部屋に
通され ある作業をした。
この作業の事は、何をしていたのか
実は覚えていない。
そして、その作業が終わると広い本堂に
通され、お経を唱える ご住職の後ろで
私と弥生ちゃんも手を合わせた。

お寺に着いてから帰るまでは
一時間から一時間ちょっとの事
だったと思う。
帰ると ちょうど昼時であった。

昼食を済ませてからは夕食まで
自由だった。
私は毎日の手伝いと お寺通いで
疲れてしまい、毎日、昼寝を
していた。
私が昼寝をしている間、弥生ちゃんは
課題をやったり本を読んだりしていた。
そして私が起きると夕食までは
外に出

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コメント(4)

なぜか納得笑笑

小1で飛行機に乗れる年齢に達していないって、おかしくないですか? 帰国子女だけど、もっと幼い子供も一緒に来ていましたよ?

もし冷媒体質だったのであれば、修行を積んで霊媒師に慣れたのかも!でも、将来のことも考えてそうなさったんですね。

40年も前の話です。 車も一家に一台という時代では ありませんでした。 北海道の田舎に住んでいましたし 大人でも飛行機に乗ったという話は 私の周りでは聞いた事のない環境 でしたから。 何の疑いも持ちませんでしたよ。笑

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