確か梅雨時にあった話。
あんまり寒くなかった気がします。


その日はとにかく雨がひどく降っていました。


全く傘も役立たず、びしょ濡れで家に帰りました。

すぐに着替えて一息つき、雨に打たれたせいか、とても疲れたので、ちょっと寝ようと寝室に入り、すぐに寝付きました。


私の家は団地の4階の部屋です。

夢の中で、団地の4階エレベーターホールから私の部屋に向かって、ゆ~っくり、びしょ濡れの男が歩いているのを見てました。

私は、フワフワ浮かんでいて、上からみている感じです。


その男は、ハードボイルドな感じの、ダークブラウンで全方位につばがついた帽子を深くかぶってます。ルパンの銭形警部みたいなやつです。びっしょり濡れているので黒く見えます。

カーキのロングコートで、襟をたてて顔は見えません。陰になって顔は真っ黒です。
そして、うつむいて歩くので、余計に表情は見えません。そして、スーっと横にゆっくり流れていると言うか、人が歩く感じじゃない。脚はあったかどうか、ちょっと覚えてないです。


そして、ポタポタと水滴をおとしながら、真っ直ぐ移動し、私の部屋のドアの前で立ち止まりました。


私は何故か、
「こいつは招いてはいけない人だ、追い払わないと!」
と思いました。


すると、何か頭にガンっ!!と衝撃が走り、いきなり寝ている私に戻ると、体が動かなくなってました。

私は
「えっ!ヤバイ!アイツが...!!」


と思い、一生懸命動こうと力一杯抵抗しますが、全く動きません。


奴の様子が気になり、家の入口に注意を向けると、もうそのびしょ濡れの男は、うちの玄関ドアの中に入って、無言でうつむき、立ってます。


「ダメだ、追い払わないと!近付けちゃだめだ!」


と何故か強く思いました。
もうなんか泣いてました。


そいつはゆっくり中に入ってきて、寝室の入口に入って来ました。


私は
「うぉー!うぉー!うぉー!!!」
と泣きながら大きな声を出しました。


すると、

寝室のドアがバンっ!!と開き、
うちの奥さんが寝室に入ってきて、電気をつけ、


「どうしたの?なにかあったの?」


と聞きます。
私はガバッと起きて立ち上がり、
「うぉーーーっ!」
と叫びます。


奥さんが
「なに?!もう、うるさい!」
と言いい、
私は回りを見渡し、奴がいないことを認識しました。


私は、夢で何があったか奥さんに説明

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