小学生の頃、私は山奥の旅館に行くために駅からバスで旅館に向かおうとしてました。
年に数回県内の旅館に行くため、今度も同じ場所なのかなと思いきや、今回は初めて行く山奥の旅館に行くと言われました。
自分は都会のホテルより自然あふれた昔の旅館のほうが好きな人間だったので、内心ワクワクしながらバスで窓の外を見ながら旅館につくのを待っていました。
旅館まであと1時間と差し掛かった時、周りに森が見え始め、隣にいた母がここは有名な心霊スポットと教えてくれたんです。
岩手県内に最恐レベルの心霊スポットがあるんですけど、そこの近くの森を通りかかりました。
小学生だった私は、内心とても怖くなりなるべく窓の外を見ないようにしてたんです。
そしてだんだんおかしい事に気づきました。静かすぎるんです。
隣の母は寝てました。母はバスの移動中必ず寝るのでそんなに気にしなかったのですが、ちょっと座席から身を乗り出して周りを見渡しました。私以外の乗っている人全員寝ていました。
今だったらみんな疲れていた、で済む話なんですけど当時はすごく不気味に思えてしまったんです。
そこで私は窓のほうに気配を感じました。
見てはいけない。目を瞑って森が過ぎるのを待ちました。
…数分でそこの森を無事通り過ぎたんです。内心すごくほっとしました。
そして、窓のほうをすっと見たんです。
そしたら、ショートヘアの真っ白な女の子の首だけが、窓に張り付いていました。
ばっちり目が合いました。
意識を失い、気づいたら旅館についていました。
あれは一体なんだったのでしょうか?
この怖い話はどうでしたか?


コメント(2)
旅行前なのに・・・
時雨
そこで亡くなった女の子でしょうか?
ブルー