これは私が祖母の家で体験したことです。

 私の祖母の家は、築300年の古い家で子供ながらに少し不気味なところでした。決まって毎週土曜日に母が祖母の家に出向いていくのですが、私は余程のことがない限り行こうとはしませんでした。

 そんなある日、母が昔お世話になった小学校の先生が亡くなられたということで、父が単身赴任で家にいなかった私は5日間だけ祖母の家に泊まることとなりました。最初は気が進まなかった私ですが、本来経験することのできない山での遊びや川釣りなどを楽しむ中で予想以上に祖母の家での暮らしを満喫していました。

 しかし、祖母の家にきて3日目のこと、私は物置とされている部屋の中に二階に続く階段があることに気づきました。
私「あれ?こんなのあったかな?」
確かに祖母の家は外見からして二階建てだったのですが、特に興味のなかった私は詮索することをしませんでした。しかし、その二階への入り口が目の前にある。そうなるとやはり冒険心というものがくすぐられます。私は、二階に続く暗い階段を見上げ、1段目に足をかけました。

 「ギィーーーー」
なんとも言えない不気味な音がして、一瞬戻ろうかと悩みましたが好奇心が勝り私はまた一歩、二歩と階段を登って行きました。上りきった先にあったのは、ただの空間でした。しかしその先には、掛け軸があり、その下には戸のついた木箱が置いてありました。私はその木箱の元に歩み寄りゆっくりと戸を開けました。

 中に入っていたのは赤い色のマリのようなものでした。手に取りじっくり見ていた私は、そのものの異様さに気づき思わずマリを地面に落としてしまいました。そのマリの中には幾つもの爪が入っていて、マリ本体は血で染められているようでした。私はあまりの驚きと恐怖に身動きが取れずその場に座り込んでいました。しかし一刻も早くこの場をはなれなければいけない気がして私は立ち上がり階段の方へと体を向けました。その時でした、本当に私が体の向きを変えたと同時に一階の物置部屋のドアが開いたのです。戸を開けた主は階段の前に立つと二階へと続く階段を上り始めました。私がいる部屋には押入れは愚か窓すらなかったため私はどうすることもできませんでした。その間にもそいつは階段を確実に上がってきています。そしてそいつの姿が見えた時私は絶句しました。人間とはかけ離れたその生き物は、4足歩行で移動をし、目は真っ黒でした。おまけにそいつは私を見

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コメント(8)

間に合うかわからないですが、三峰さんいってください。 あそこはいい意味でも悪い意味でも強いので…

どうせこれもまた悪魔サタンの仕業すから、気になさらない方がいいと思います。もしも助けて欲しいのなら、海外から呼んでくるか、それか神(エホバ)にお願いするかして見てください。

怖い

母代筆 で締めくくり、以降の作品が投稿されていない… まさか… 早く次の作品を投稿して安心させて。

母代筆まから まさか 亡くなって…

ノンフィクだったらかわいそう

おおこれはシンプルに怖い いいね!

いまは、大丈夫なのかなぁ マジで怖いお風呂は入れなーいよー

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