これは私のお母さんから聞いた話です。

お母さんがまだ小学生の頃、数人の友人達と空き地で遊ぶ約束をしていたそうなのです。

だけど、お母さんがその友人達と遊びに行こうとした時の事です。

お母さんの叔父さんが急にこんな事を言ったそうなのです。

「夕方になる前に帰ってきなさい。
じゃないと大変な事になるから」

だが、お母さんはまだ小学生だったため叔父さんのゆう事は聞かず夕方になってもその空き地で遊んでいたそうです。

その時、友人の一人が足で何か踏んだような感触があったと言います。

だけど、恐る恐る靴の裏と地面を見ましたが何もなかったみたいなのです。

確かに人の体くらいの大きさを踏んだはず…

気味が悪くなったお母さん達はすぐに空き地から出て行きました。

それぞれの家に帰った後自分の足を見てびっくりしたようなのです。

そこには、コブくらいの大きさが膝に出来ていたからです。

家族は急いでお母さんを連れて空き地に向かったのです。

そこには、友人達の家族もいて事前に持っていた菓子やらフルーツやらを持っていたらしくそれを空き地の前に置いて家族が謝っていたのです。

お母さん達もそれを見習って謝ったそうです。

ですが、友人の一人がお供え物も用意も何もせずばかばかしく思っていたらしいのです。

そして、お母さん達と友人達のコブは無くなったのですが、その一人の友人だけがコブが日に日に大きくなっていたそうです。

それからお母さんは引っ越しをしてそれっきりになってしまったそうですが、その友人がどうなったかわからないそうです。

後から分かった事ですが、その空き地には夜になると空き地にいる人々が動き出すみたいなのです。

それは、周りには見えない透明な人々だと言うのです……

もしも、あなたの近くの空き地で遊ぶなら夕方までには家に帰った方がいいです……

透明な人々が住んでいるかもしれませんよ……

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