、足の大きさは大人とさほど変わりはない。

 不審な人物の情報もあった。
 階下に住む主婦によると、当日の午後3時10分から20分頃の間に、自宅玄関のドアノブを何者かにガチャガチャ回される音がしたという。そしてチャイムを鳴らされたため、出てみると、30前後くらいのサラリーマン風の小柄な男がおり、「ナカムラさんのところを知りませんか?」と聞いてきたという。主婦は気味が悪いので、すぐに「知りません」と言ってドアを閉めた。この男は現場付近で何人かの人に目撃されていた。近鉄戸田駅方面からアパートやマンションを一軒一軒うかがうようにして歩いていたという。警察はこの男の行方を追ったが、足取りはつかめていない。

 結局、それ以降の有力な情報もなく、2003年3月18日、時効を迎えた。


【トピックス 「28年前の事件」】

 28年前に本件に酷似した事件が起こっていた。1960年7月に起こった「高知・女子中学生十文字切り事件」である。
 この事件では殺害された女子中学生が、腹を十文字に切り裂かれ、中に下着類を詰めこまれている。この中学生を家から誘い出した人物として顔見知りの漁師A(24歳)が浮上したが、彼も事件現場近くで自殺死体として発見された。

 腹を切って、中に物を詰めこむというのは常人には理解できない発想だが、両事件には何か共通した犯人の心理が存在するのかもしれない。

この怖い話はどうでしたか?

コメント(3)

こんな事があったからこそ、 絶対に気をつける事が大切だよね(^^;;

見るに耐えない。

許せない話ですね。

でんがなまんがなさんの投稿(62)

もっと見る

話題のキーワード

サクっと読める短編の怖い話

人気の怖い話をもっと見る
怖い話 怖い話アプリをダウンロード 怖い話アプリをダウンロード