5月1日、16歳の女子高校生、中田善枝が行方不明となり、夜遅くに身代金を要求する脅迫状が届いた。2日、善枝の姉が金を持って指定の場所へ行ったが、警察の張り込みに気づいた犯人は逃走。4日、強姦殺害された善枝の遺体が発見された。
 一月前、「吉展ちゃん誘拐事件」で張り込み場所を間違え、身代金を奪われたばかりか子供を殺される、という大失態をやらかしていた警察は、ここでも非難を浴びた。責任をとって警察庁長官は辞職した。
 5月6日、善枝宅の元使用人である中年男が、農薬を飲み井戸に投身自殺。事件当日のアリバイはなく、血液型は善枝の体内に残留していた精液と同じくB型だった。
 だが警察は「犯人に死なれてはたまらない。必ず生きて捕らえる」と発表。
 そうしなければもはや警察の威信は支えられない、と彼らは考えた。「生きたまま捕らえる」ことに警察はあくまで執着した。そこに正義があったかどうかは、疑わしいと言わざるを得ない。
 11日、「犯行現場付近であやしい3人組を見た」と届け出た男が錯乱し、包丁で胸を突いて自殺。
 解剖の結果、善枝は処女ではなく性経験があったことはわかっている。また1日は善枝の誕生日で下校後、待ち合わせして交際していた中年男と会う約束だったのではないか、という見方は妥当なものとして浮かんだ。善枝は見知らぬ男に簡単に誘拐されるような娘ではなかったし、犯人の声も地元訛りの中年男のものであった。
 が、警察はこれらのすべてを無視して、23日に被差別部落の石川一雄を別件逮捕。あきらかに不当と思われる手段(拷問、証拠偽造・隠匿)を用いて無理やり自白させた。
 裁判は一審が死刑、高裁・最高裁が無期懲役であった。
 部落解放同盟は無実の訴えをきっかけに、公正裁判と完全無罪判決要求活動を開始。だが再審請求は棄却されつづけ、現在に至る。
 昭和39年、一審判決を聞いてから善枝の姉が精神に異常をきたし、7月に農薬を飲んで自殺。(犯人の名を知っていたという説もあるが真相は不明。医者が家についたときには、すでに劇薬の瓶は洗われ、死体もきれいにされて寝かされていたという。証拠隠匿の可能性は大)
 中田家の事情に詳しく、警察の捜査を公然と批判していた地元の男性A、予兆もなく脳溢血で急死。
 昭和41年、警察の参考人リストにも載っていた中年男が、電車に轢かれて死亡。
 昭和52年、最高裁判決後、善枝の兄が首をくくって自殺。
 なお、善枝の

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コメント(2)

この事件ってさぁ「となりのトトロ」のモデルになったっていう都市伝説聞いたことがある!

風化させてはいけない事件を、取り上げて投稿される 有難いことだと思います!! SNSで時代は違う方向に変わりますが、根元は変わっていません 公序良俗もない現世で、振返るべき事件ですね

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