1年ほど前、僕はこのマンションに引っ越してきた。一人暮らしだったけど、たまに友達を呼んで朝まで飲んだりもする。

この部屋の異変に気付いたのは、こっちにきてから二週間ほどたったころ。寝る前にトイレに行きたくなって明かりをつけようとしたとき

ー15日に行きます

最後まで聞き取れないような小さな声だったが、確かに何処からか聞こえた。空耳かと思いその日は寝てしまった。

それからしばらく何事もなく、1ヶ月がたって14日になった。その日は古い友達が来ていて夕方から一緒に酒を飲んだり、たわいもない話をして過ごしていた。

今の時刻は午後11時を少し回ったところ。友人はそろそろ帰ると言った。僕は駅まで送ると言って、友人を車に乗せて駅へ向かった。

友人を見送り、家に着いた。鍵を回しドアを開けたとき、あの声が聞こえた。

15日に行きます。

今度ははっきりと聞こえた。若い女の人の声だった。途端に怖くなった。あと数分で15日だからだ。僕は焦りどうしたらいいかわからず、途方にくれていた。

そのとき、メールが来た。近くに住んでるクラスメートからだ。内容は「暇だからいまからいってもいいかな?」とある。

いつもなら、こんな時間にふざけるなと拒否していただろうが、今の僕に断る理由はない。「早く来いよ。」と返信した。

五分も経たないうちに友人は来た。快く部屋へ向かい入れると、さっきまでそうしていたように、一緒に酒をかわした

しばらくしてふと時計を見ると午後11時40分を指していた。怖くなり「コンビニへおつまみ買ってくるよ」そう言って一人でコンビニへ向かった。

買い物をすませ、帰路についたとき、気になって携帯で時間を確認した。11時58分だった。そのまま友人に電話した。

「もしもし?」と友人がでた
「あ、俺だけど買い物終わったから今から帰るねー。」そう言って切ろうとしたとき

ココココココッー。

今までに聞いたことのない、不快な音が聞こえて来た。友人もそれに気付いたらしく

「おい、この部屋変じゃないか?なんかひどく寒気がしていろんな方向から誰かから見られている気がするんだ。おまけにすぐそばに何かいるような気配がして・・・本当にこの部屋大丈ー」ッブッ・・・プープー。

その声を最後に電話は切れた。僕は焦って家に帰った。電気が消えていた。玄関を開けると友人の靴が出かけた時と同じように並べられていた。が、友人が居なかった。

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コメント(7)

怖かったです

え、?

それから?

「意識はあっさりと僕の体を手放した。」 この表現が秀逸です。

どうなったんだよ

とにかく友人さんが可哀想です。 一緒にコンビニへ行ってれば…。・゜・(ノД`)・゜・。

ん?

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