友達と呑みに行ったときのお話。

§

その日は、バイト上がりに

アスカと呑みに行く約束をしていた。

俺はバイトが少し長引いてしまい

アスカを待たせる事になってしまっていた。

駅に着いて辺りを見渡すと

壁際にアスカらしき人が居る。

しかし、俯いていてこちらに気が付かない。

俺「アスカ!」

ア『…』

俺「おーい!アスカ!」

アスカは俯いている。

どうやらこちらに気付いていないようだ。

俺は近づいていって肩を叩く

俺「おい!何してんの?」

ア『!!あぁ…遅いよ…お疲れ様(笑)』

顔色の悪いアスカが力なく笑った。

§

俺「どうした?何かあった?」

ア『…呑み屋で話すよ』

とりあえずアスカと俺は

行き付けの居酒屋へと向かった。

ある夏の日の金曜日の19時。

私は友達と呑みに行く約束をして

待ち合わせ駅の壁際で待っていた。

§

もうそろ着くかな~?なんて思いながら

スマホに目を通した時

俺「ごめん!バイト終わらない!少し遅れそう」

ア『まじか~…仕方ないか…』

暇潰しにふと、駅の構内を見渡す。

疲れた顔のサラリーマン、これからお仕事らしきお姉さん、テンションがやけに高い学生、買い物帰りの主婦…様々な人が行き交う。

私は人間観察が好きだった。

けど、視える人だった私は

たまに人ではない“ナニカ”を

見つけてしまうこともある。

その“ナニカ”は気付いてることに

気が付くと憑いてきてしまうから

見つけたら気付いてないフリをする。

それが私の対処法になっていた。

ふと、駅直通のデパ地下の方を見ると

青いワンピースで痩せ細っている女性

黒いストレートの長い髪。いかにもだ。

後ろ姿だったのでしばらく観察していると

目の前から急ぎ足のサラリーマン

ア『(あ~…ぶつかる…)』

案の定、サラリーマンは女性をすり抜けた。

ア『さっきの人憑かれてないかな・・・』

通り過ぎていったサラリーマンを探す。

待ち合わせなのだろう。改札付近に姿があった。

ア『憑いてないか。良かった』

振り返りもう一度女性を確認しようとした

ア『(あれ?まだいる。)』

なかなか消えない女性をしばらく観察していた。

青いワンピースの女性が前方から現れた男性と

腕を組んでこちら側に歩いてきた。

ア『あれ・・・生きている人間だった・・・?』

そうか。やってしまった。

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