憑いてるやつとタイマンはって、捻じ伏せてやろうという安直な考えで動いたんです。
呪いより拳のが強いだろうと本気で思っていたんで。

…で。自宅で一人になってようやく気付いたんですが、本当にポルターガイストってあるんですね。
冷蔵庫急に開くわ、中から牛乳倒れてきて床にぶちまけるわ、テレビが3分に1回くらい電源落ちるわ散々でした。
そしてようやく夜になって、いよいよ決戦かと自分の中で腹をくくって風呂入って水飲みに台所行ったら、
犬が壁の方へ向かってめっちゃ吼えてたんです。
私そこにヤツがいると思い、急いで食塩投げたら犬が吠えるのやめちゃって…
私そこで退治した気になったんです。
「やべぇww食塩マジ強ぇやんww」
なんて言いつつ自分の部屋へ行って布団に入ったら、部屋の本棚が倒れました。

そしたらどんどん他のも倒れ始めて、もう怖くて怖くて布団から出て立ち上がったら
左隣に昨日の奴がこっち向いてぴったりと立ってたんです。身長は当時162cmの私と同じくらいでしょうか。
もう悲鳴も出ませんでした。

急いでまた台所まで行って、次は愛犬(さくら♀、ルート♂)を抱えて私の部屋へ放り込みました。
(今思えば最低な飼い主ですね)
しばらくぎゃんぎゃんぎゃんぎゃん犬の騒ぐ音が聞こえた後、静かになったので中を覗くと
もうそこには誰もいませんでした。
アイツの弱点は犬だ。
バカなりにいい点はついていたようです。
その日犬と一緒に寝ると、もう怪異には遭いませんでした。

そして次の日。
Hに車を出してもらい、Mも一緒に例の心霊スポットまでまた行きました。
また適当に路駐して、細道を辿って、着いた先は先日の物置小屋…と思いきや、そこは壁で行き止まりになっていました。

道を間違えたかといろいろな場所を探しましたが、小さいとはいえ小屋を置くスペースなんかどうみてもありません。
何時間も彷徨っていたんですが、あの日はみんな酔っていた。
そう結論付けて解散となりました。私としては酔っていたじゃすまなかったんですがね…

それからも怪異は幾度となく続きました。
昼夜問わずアイツの姿を物陰なんかでは必ず見るし、なんの前触れもなく近くのものが落ちる。
視線を感じるとかはしょっちゅうでしたが、だんだんそんなことにも慣れていきました。

悪霊らしく危害を加えるといったこともなかったので、仕舞には容姿から「ホラーマン」
などとあだ名をつけて呼ぶようになっ

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コメント(9)

思い出したってことは、その怪異は消えて痣も消えたってこと? そこらへんのことちゃんと書かないと意味ないぞ。 オチないのに思い出して書いたって言われても、変な妄想にしか聞こえんわ。

あの、オチを書いて頂けませんか?

のろいはどうしたんよ?

え?過去形?

飲酒運転はダメだよね

肝試ししなきゃ良かったにね╰(*´︶`*)╯♡

なんだ、お友達になったのか 良かったな、ハッピーエンドやぞ

は?オチは?

結局ホラーマンとはサヨナラできたん?

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