らすんません!!なんか、その昨日男が立っとって…」
あの時の自分は何を言っているのか全く分からなかったと思います。ぶっちゃけ、何を言ったのか今でも思い出せませんから。
そして私の話を黙って聞いてくれていた神主さんは、
「腕のアザどうしたの?」そう私が落ち着くと優しく聞いてくれました。
私「アザ…?」 神主「そうそう、右手腕の」
一応確認しましたが、そんなものどこにもありません。
神主「…なんか、右腕に変なもん触らなかった?」
心当たりは一発で思い浮かびました。昨日、あの紙人形は右腕に貼りついたんです。
泣きそうになりながら昨日の肝試しのことと、葛篭のお札のこと、あと紙人形のことを説明すると、
神主さんは一度深く考えた後に神社の奥へ戻り、少したってからまた戻ってきました。

なんか…棒の先に紙?みたいなのが付いた埃叩きのような神主ステッキ(私たちはこう呼んでいます)を持って。
そして私の右腕を掴んでぺしぺししたり、呪文唱えたり、なんか酒みたいなのかけたりしこたまやった後、
「…無理」
絶望的な言葉をぼそっと言いました。
なんでも、神主さんじゃ手に負えないとか。
どうやってもアザが消えないとか。
私の守護霊様が消えちゃってるとか
守護霊が消えたらどうにもならないとか…
そんなことを沢山言っていたような気がします。

「…ごめんね」
神社を出る時、神主さんの方が半泣きになりながら、最後には私に全種類のお守りを持たせてくれました。
本当に申し訳ないことをしたと思いましたが、これから、自分はあと何年生きられるのか切実に不安になりました。
「大丈夫!お守りがあったら3ヵ月は持つから!!」
その言葉が本当に苦しかった…。

神社を出た後、家に帰る気も起きなくてHの家へ行ったんです。
もしかしてアイツも憑りつかれて、私と同じような奴に追っかけまわされてるんじゃ…?
なんて少し不安になったんで。
でも杞憂というやつでした。

H。元気そうに庭の草むしりしてましたから。
そこで自分の身にあったことを報告したら、H爆笑。
しまいにはMも呼んで心霊写真撮れるかどうか実験しようとか言いだす始末。
その日は腹立って帰ったんですが、もとはHが葛篭の札破いて中身ぶちまけたのが原因じゃないですか。
私の所に化けて出てくるなんて逆恨みもいいところだ。
そう怒りの方が大きくなっていって、誰もいない家へ帰ったんです。
3年前は今以上に馬鹿でしたからね。

この怖い話はどうでしたか?

コメント(9)

思い出したってことは、その怪異は消えて痣も消えたってこと? そこらへんのことちゃんと書かないと意味ないぞ。 オチないのに思い出して書いたって言われても、変な妄想にしか聞こえんわ。

あの、オチを書いて頂けませんか?

のろいはどうしたんよ?

え?過去形?

飲酒運転はダメだよね

肝試ししなきゃ良かったにね╰(*´︶`*)╯♡

なんだ、お友達になったのか 良かったな、ハッピーエンドやぞ

は?オチは?

結局ホラーマンとはサヨナラできたん?

特報ちゃんさんの投稿

話題のキーワード

サクっと読める短編の怖い話

人気の怖い話をもっと見る
怖い話 怖い話アプリをダウンロード 怖い話アプリをダウンロード