僕が中学一年生だった頃の話です。僕がその頃住んでいたのは4階だてのマンションの4階の部屋でした。

ある夜のことです。僕は、その日、風呂掃除の当番で、風呂を洗っていました。そんなに広くはない風呂場で、風呂場の戸はスリガラスでできており、外からも中からも中の様子、または外の様子がどうなっているのかはっきりとはわからないかんじになってました。その日は、風呂の戸は閉めていましたね。

僕が風呂を洗い終わって、ふとスリガラスの風呂の戸の方を見ると戸の右下あたりに、黒い丸いかんじのものが見えました。
「ん?」と思ってよく見ようと思った瞬間、その丸い黒いものは後ろにスッと下がっていきました。僕はすぐに戸を開けましたが、特に何もなく、風呂場に面している廊下も見回しましたが、やはり、なにもありませんでした。一応、母にも聞いてみましたが、「いや、あたしはずっと台所で洗い物してたけど」と言われました。

一体、あれはなんだったのか、未だによくわかっていません。でも、わざわざスリガラスに寄ってきたということは、風呂場の中を覗いていた…ということなのではないかと思っています。

今、僕はそこを引っ越して別のマンションに住んでいます。時々、前に住んでいたマンションの部屋をパソコンで確認しているのですが、ずっと、空き部屋になっています。

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