28万3000円について、犯人側は一切の弁済をしていない。Zさん両親が苦労してなんとか全額返済したのである。

 地裁で公判が始まったのは2000年3月のことだが、全国での耳目が集まったのは2000年4月になってからのことだ。
 産経新聞栃木版の記事に目をつけた「フォーカス」記者が追跡し、報道したことによってであった。
 マスコミの攻撃は主に栃木県警と、同じく事件隠蔽に走った日産自動車に向かった。とくに警察に対する糾弾は厳しく、16回にもわたる訴えを無視し続けたこと、「石橋警察だ」と無造作に名乗り、被害者殺害のきっかけを作ったというのに何ら恥じることないその姿勢は連日批判された。
 そして主犯Aの父親が栃木県警に所属する警部補であることも、もちろん注目された。
 以下の石橋署副署長の言葉は、当時何度も引用されたものである。
「お父さんお母さん。あなたがZくんをかわいいと思うように、お巡りさんも自分の子供はかわいいんですよ」。

 その他、地元警察は「石橋警察だ」と名乗った署員が、Zさんの母が電話に向かって「うちに金はない、おまえみたいな馬鹿は死んじまえ、デレスケ野郎」などと罵倒したため電話が切れたのだ、と稚拙な虚偽証言をし、一審判決後までそれを撤回しないという無様な対応ぶりをも見せている。
 だがマスコミ側にもいっさいの非がないとは言えない。
 マスコミは最初のうちZさんを「暴走族の仲間」と報道し、不良同士の内輪もめであるような印象操作を行なっている。これは桶川ストーカー殺人や、綾瀬コンクリート事件でも行なわれた、警察の発表を鵜呑みにしたことによるマスコミの悪質な風評被害である。
 日本のマスコミには「記者クラブ」があり横並びの報道しかできないとはよく言われていることだが、それがなんの言い訳になるというのか、はなはだ疑問であると言わざるを得ない。

 2001年、AならびにB、無期懲役が確定。Cは5~10年の不定期刑となった。
 公判中、Aはあくびをし、証言台においては涙も流さず大声で泣き真似をした上、「彼女と一緒に、Zくんの分まで頑張って生きたいです」などと発言した。
 なお2002年、栃木県警を相手取った訴訟の判決を見ることなく、Zさん母は脳出血で亡くなった。
 2007年、高裁は「警察の怠慢とZさんの死に因果関係は認めない」として一審判決を変更し、わずか県に1100万円の支払いを命じただけにとどめた。

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コメント(19)

A、B、C、D全員死刑にすべき

悲しい…

この手記を読むことで皆の怒りが怨念になり きっと、犯人は倍化した苦行を受けるのですね

犯人側の親族です、犯人の誰かの親族かは言えませんが、被害者、ご両親にはただただ、申し訳なく、直接事件に関わった訳ではないですが、私どもも一生かけて償いをしてゆきます。 被害者のお父様、この場を借りまして本当に申し訳ありませんでした! 大切な大切な息子様の命を、奪ってしまい、本当に申し訳ありませんでした! 出来たら犯人になった犯人をそれ以上の苦痛と恐怖で葬って欲しい。 遺族の方の気が済むまでやって欲しいです。

文章に誤りがあります。 犯人は被害者と中学時代の同級生だったというのは明らかな間違いです。 犯人たちが中学時代の同級生であるのは間違いありませんが、被害者はそのうちのひとりと仕事先のロッカーが隣だっただけです。

こんなこと言っちゃなんだけど( °_° ) 同じ目に合わせてやればいい

Dもクズだな。コイツの顔と名前が晒されてないのは不愉快

本当に虫唾が走る事件だし、犯人にも同じ事を!って言ってる人達も怖い 自分の家族がこんな事されたら同じ事言いたい気持ちは分かるけど、アフリカの私刑とか見てると目には目をは一般人の人間性が壊れる

Zさんを身代わりに差し出した Cの刑が軽い軽い Aは、勿論全員死刑に値する程の 罪だと思う 今の裁判員制度で、私が選出されたら確実に全員死刑にする でないと、Zさんや家族が余りにも 可哀想過過ぎる  この話の様に、いつ誰が被害者に なるか解らないから・・・・・・

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