、友人が
「おれちょっと携帯持ってきて写真撮る」
と、自分の部屋へと走っていった。
すると、騒ぎを聞きつけて、なんだなんだと合宿所にいる生徒が、2階の廊下に集まりだした。
(他校の生徒もいたので、総勢60人くらいが合宿所にいたのだが、そのうちの半分くらい、30人ほど)
子供らしき人影は、まだドアから顔のみを覗かせて、こちらを見上げているように見える。
廊下は大騒ぎになり、とうとう顧問の先生たちも何の騒ぎだとやってきた。
第一発見者の俺と友人が事情を話していると、窓から外を見ている生徒の何人かが
「あ!」
と声をあげ、かろうじて聞き取れる音で、
『パタン……』
とドアの閉じる音がした。
顧問の先生たちが外を見る頃には、ドアは閉じられ人影もなくなっており、何事も無い林と、明かりもついていない家らしき建物が見えるだけだった。
当然先生たちは信じてくれなかったが、ノリの良い若い先生2人が一応確認しに行ってくれることになり、合宿所の裏手へと回った。
俺達が窓から様子を見ていると、懐中電灯を持った2人が現れ、家の玄関のところで何かやっている。
どうやらドアが開くか調べているようだが、開かないようだった。
その後
「誰かいますか~?」
と声をかけたりしていたのだが、反応がないらしく、5分ほどで戻ってきた。
その後、何人かが携帯で撮影した画像も証拠として出したのだが、所詮は携帯の画質、真っ暗な画像が映っているだけで何の証拠にもならない。
俺達は先生達に
「さっさと寝ろ」
とまくし立てられて自分達に割り当てられた部屋へと戻った。
その夜、なんか中途半端でモヤモヤして寝れない俺達がこれから確認に行くか、それとも昼間行くかを話し合っていると、部屋の窓が『ドンドン!』と叩かれた。
窓の外に人影も見える。
俺達はさっきのこともありビビりまくっていると、外から
「おーい、あけてくれ!」
と声が聞こえてきた。
カーテンをあけると、そこには昼間仲良くなった他校の生徒5人がいた。
やつらはどうも窓の外にある20cmくらいの幅のでっぱりをつたって俺達の部屋までやってきたらしい。
5人を部屋の中にいれると、どうもやつらも俺達と同じ話をしていたらしく、これから例の家に行く事にしたので俺達を誘いに来たらしい。
俺達もそれで決心が付いたので、これから肝試し?に行く事になった。
メンツは、うちの学
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コメント(4)
長かったけど読みやすく怖かったです。
南無
話が長い!
くわはらあゆむ
子供の霊怖いですね
ブルー
面白いねー いいねいいね
匿名