電灯の明かりを頼りに足元を照らし、少し早歩きで俺達は下山し始めた。

5分ほどはハッピーとタッチが俺達の周りを走り回っていたので心強かったが、
少しすると2匹は小屋の方に戻っていった。
普段、何度も通っている道でも夜は全く別の空間にいるみたいだった。
幅30㌢程度の獣道を足を滑らさぬよう、皆無言で黙々と歩いていた。
そのとき、慎が俺の肩を後ろから掴み『誰かいるぞ!』と小さな声で言ってきた。
俺達は瞬間的にその場に伏せ、電灯を消した。
耳を澄ますと確かに足音が聞こえる。

『ザッ、ザッ、』

二本足で茂みを進む音。
その音の方を目を凝らして、その何者かを捜した。
俺達から2、30㍍程離れた所の茂みに、その何者かは居た。
懐中電灯片手に、もう一方の手には長い棒のようなものを持ち、
その棒でしげみを掻き分け、山を登っているようだった。

俺たちは始め恐怖したが、その何かが『人間』であること。
また相手が『一人』であることから、それまでの恐怖心はなくなり、
俺たちの心は幼い『好奇心』で満たされていた。
俺が『あいつ、何者だろ?尾行する?』と呟くと、
二人は『もちろん』と言わんばかりの笑顔を見せた。

微かに見える何者かの懐中電灯の明かりと草を書き分ける音を頼りに、
俺達は慎重に慎重に後を着けだした。

その何者かは、その後20分程、山を登り続けて立ち止まった。

俺達はその後方30m程の所に居たので、
そいつの性別はもちろん、様子等は全くわからない。
かすかな人影を捕らえる程度。
ソイツは立ち止まってから背中に背負っていた荷物を下ろし、
何かゴソゴソしていた。

『アイツ一人で何してるんだろ?クワガタでも獲りに来たんかなぁ・』
と俺は言った。

『もっと近づこうぜ!』
と慎が言う。

俺達は枯れ葉や枝を踏まぬよう、擦り足で、身を屈ませながら、
ゆーっくりと近づいた。

俺達はニヤニヤしながら近づいていった。
頭の中で、その何者かにどんな悪戯をしてやろうかと考えていた。
その時、

『コン!』

甲高い音が鳴り響いた。
心臓が止まるかと。

『コン!』

また鳴った。一瞬何が起きたか解らず、淳と慎の方を振り返った。
すると淳が指をさし、

『アイツや!アイツ、なんかしとる!』と。

俺はその何者かの様子を見た。

『コン!コン!コン!』

何かを木に打ち付けていた。いや、手元は見えなかったが、
それが【呪いの儀式】とい

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コメント(7)

読んだことあるし 長いので次に行きます!

主人と旦那を亡くして、って旦那と息子の間違いだよね

所々誤字や「ハッピー、又はハッピー」だったかな?「又はタッチじゃないの?」と思わせる様な所も有りましたが、中々良く出来てます。 フィナーレは『happy end』かと思い感動仕掛けたのですが、おやおや残念です(笑) にしても、人程怖いものは存在しないですね!(笑) 淳くん『早く歩ける様になると良いです』 大変面白怖い話しでした! またの良き?w話しを期待してます! では 御機嫌よう〜!!

これ、読んだことあるぞ… 人の名前もそのまんま…って思ったら、コピペでした。そらそーか!

凄く長い文章ですね!時間も凄くかかったんじゃないですか‼️凄え

怖すぎます。京◯府の話でしょうか? 私も京都在住でこの手の話は聞いた事があります。体験したとゆう人から話を聞きました。 あれは人間やけど人間じゃないと言っていました。複数で行ったらしいのですが、何人か精神的におかしくなり、入院したと言ってました。 作者とは場所が違いますが、有名な所があります。

そこらの心霊話よりは断然怖い話ですね。 2chにでも貼られてたのかな?にしても、かなり凝っていて、30分かけて読んだ甲斐がありました。

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