これは俺が体験した話。
あの日俺は、地元でも有名な廃墟に一人で出かけた。その廃墟というのが何でも昔に、その場所で女の人が滅多刺しにされて殺されたらしくその人の怨みが半端じゃないらしいのね。そんな場所ってさ、やっぱりひとりでいけば友達の中でも一目置かれるようになるわけよ。そんで俺バカだからさ行っちゃったのよ、一人で…

 いざその場所に着くと、それなりの雰囲気出ててちびりそうだったけど何とか勇気ふりしぼってはいったのね。
外装とは打って変わって案外中は綺麗で落書き一つなかった。あぁ、ちなみにこの廃墟昔はそれなりにでかいホテルだったらしい。俺は4階から順に一つずつ部屋に入る事にした。こーゆーのってお決まりでどっか一つだけ部屋空いてて、その部屋でやばい事が起こるって感じじゃん?
残念ながらそんなの一切なかったw。むしろ全部空いててビビったわw。
それまで緊張してた俺も「やっぱこんなもんかw」と思いつつその廃墟をあとにした。でもその恐怖は帰り道で起こったんだ。

 車に乗り込んだ俺は鍵を差し込み、エンジンを始動させた。でもなぜか、かからない。「あれ?おかしいな。お決まりのパターンかな?w」と半ばバカにしていた俺も時間が経つにつれ少しずつ動揺を隠しきれなくなっていった。
「何で?なんでかからないんだよ!」泣きそうになりながらもエンジンを始動させようと必死になっている俺の視界に、何かが映った。
「?」
それは、廃墟の三階の窓にいた。
目の悪い俺でも一目でわかるその異様さ。そいつは、人間の形をしているのに腕と足を使って4足歩行をしていた。それに目の部分はなくぽっかり穴が空いてるみたいだった。
その化け物が3階から階段を使って信じられないスピードで下りてきている。向こうは明らかにこちらに気がついているようだ。
俺は何度も何度もキーを回し、エンジン始動を試みた。しかし一向にかからない…。
このままでは捕まると思った俺は、無謀であるが自分の足で逃げる事にした。

 俺は車から降り何気なく廃墟の入り口を見た。…あいつがいた。変な音を出していたが口元が歪んでいるところを見ると笑っているらしかった。
俺は踵を返し全速力で来た道を走った。あいつも後ろから追いかけてきているのが音でわかった。
「イィィィィ〜ヒヒヒヒヒヒヒヒヒイィィィィ」
笑い声なのか悲鳴なのかわからない声を発しながら、あいつは信じられないスピードですぐ後ろまで迫ってきた。

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コメント(4)

スマホって言ったり携帯って言ったり…二台持ち?

いきろー!!!!

結構余裕あるんだね、 落ち着いてたから難しかった

戦えー

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