兵庫県山系を、車でドライブするのが好きで良く意味も無く走らせています。


走りながら明日の仕事の残りをどう片付けるか?または、音楽を聴きながらストレスを忘れるように山の風景や田んぼをボーと見ながら運転すると癒されるんです。


そんな山道でも僕のお気に入りの道があります、地元から20分ほど車を走らせると山道に続く大きく長いトンネルが見えてきます、そのトンネルを抜けると一気に街から山と田んぼの風景一色に変わります。

実はこの道ですが、真っ直ぐ進むと不思議な雰囲気に包まれる場所が点々と存在して、妙な体験をしたことがあります。
数年前の事、会社の先輩に綺麗に舗装された良い山道があり、そこをよく車で走るんですと話したらその先輩が田んぼにタガメいるかな?と聞いてきたんです。


なんでもタガメという虫は、ネットオークションで高値で取引されており、ぜひ捕まえに行きたいからナビをお願いとその場所まで案内させられることになり、正直めんどくさかったのですがラーメン奢るからという言葉にしぶしぶ了解しました。



当日は先輩の運転する車の助手席からその山道まで案内して、適当に広くなった道路脇に駐車した後で先輩の持ってきた虫取り網で、近くの田んぼの中を2人で掬ってみました。するとカニやらエビやらが入っていて僕は子供のように、うわ!エビがいると喜んではしゃいだんですが、先輩は結構真剣に田んぼを掬っていて網の中のエビを見ていました、のぞくとサソリのような両腕の昆虫がエビをガッチリ押さえつけています、これがタガメでした、やはりいたんです(笑)



その後、しばらくは2人でタガメを捕り瓶に入れる行為を繰り返していたんですが、先輩が数匹捕ったからもういいわ帰ろうと言いましたから、僕は帰り支度をし始めたんです。その時から何とも言えない妙な感じが田んぼの中心部あたりからしてきたんです。先輩も同じで、何や変な雰囲気するなと言うと、はよ帰ろうと僕を急かし田んぼの脇道を小走りで急いだんです。
実はこの田んぼの脇道には、ピラミッド型に丸太の束が紐で縛られ積まれていたんですが、事もあろうにそれがさっきまで僕と先輩がいた辺りに物凄い音を立てて転がり落ちてきたんです。



一瞬の出来事でガラガラと丸太が落ちきると、田んぼの周りはシーンと静まり返りました。
先輩が俺らのせいじゃないで、触れてもいないのに!と言ってました、僕も同意見でしたが、妙な感じがま

この怖い話はどうでしたか?

コメント

キッシーさんの投稿

話題のキーワード

サクっと読める短編の怖い話

人気の怖い話をもっと見る
怖い話 怖い話アプリをダウンロード 怖い話アプリをダウンロード