その声も、さっきまで遊んでた友達の声とは明かに違う子供の声。

「はっ!」
と後ろに気配を感じて後ろを振り向いたのを覚えてる。

そこには…、

俺がいた。

まるで鏡に写った自分を見てるような。
顔もその時の格好も全部同じ。

ただ、表情だけは違った。

真顔で、目だけを見開いて俺をじっと見ていた。

俺??

当たり前に俺はその状況が理解出来ず、
ただ黙って見ているしかなかった。

「う~ちゃん…、う~ちゃん…、」
ずっともう一人の自分は目だけを見開いたまま、その言葉とも言えないそれを繰り返していた。

俺はだんだん恐ろしくなった。
その時、そいつは
ニタ~っと満面の笑みを浮かべたと思ったら、

そのニタ~っと笑った顔が俺の視界いっぱいに一瞬ファっと写り込んで来た。
と言うか、頭の中に飛び込んで来たと言うか、

上手く言えないけど、そいつのそのニタ~っと笑った時の細めた目だけが頭の中にいっぱいに広がったと言うか。


そこからの記憶がない。

辛うじてあるのは、
野良犬がコッチに向かって吠えている風景と
全身黒い人が目の前に立ってる風景だけ

あとは何も記憶にない。

気がついたら、俺は知らない人の家で寝ていた。

しばらくして母親と知らない女の人が部屋に入ってきて母親の車に乗せられ家に帰った。
その時俺は40度の高熱を出していてその後もしばらく寝込んでた。

ようやく熱も引いて来た頃に
母親から俺がいなくなった時の事を聞いた。

俺は大通りに出ず、隣町に向かう裏道の方の川に差し掛かる所で通りかかった人に保護されたらしい。

俺はその川の辺りをウロウロしてて
偶然通りかかった人がそれに気づいて、4才くらいの小さい子どもが一人で一体何をしてるんだと不審に思い、話かけると
「う~ちゃん…、」と

何を聞いても
「う~ちゃん…、う~ちゃん…、」しか言わなく
突然、キツネのように目を吊り上がらせて
バターンと倒れ、失禁してそのまま気を失って、
たまたまそこの近所に、保育園の先生が住んでいて、その先生と言う人の家に連れられてったらしい。

俺がいなくなった事で、婆さんが隣組に電話まわして町内放送で俺の事を町全体に流し
近所の人やその日一緒に遊んでた友達みんなで俺を捜しまわったが全く見つからず、
母親は警察に捜索願いを出すまでの大事になったらしい。

婆さんや母親に4才なのにめちゃめちゃ怒られたのは勿論の事、
近所の

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コメント(2)

ドッペルゲンガー‼️ヤバす!

神様?ド、ドッペルゲンガー? 何者なん?

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